すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

学生人材バンク10周年

2012年10月06日 | 日記

 創立10周年を迎えたNPO「学生人材バンク」が6日、県庁講堂で「全国know村サミットinとっとり」を開催しました。

青森県から鹿児島県までの都府県から10を超える農村と若者を繋ぐ活動をしている学生団体やNPOが大集合したもので、会場には熱気が一杯です。まず、4~5人づつ集まって、20分程度議論しては、また、メンバーを変えるというカフェからスタート。

会場の上には、万国旗ならぬ、47都道府県の地図を切り抜いた紙が飾られ、若者らしい演出です。テーマは活動の課題と解決策。最後は各団体ごとに集まって、これは参考になる話を聞いたというものを「いただきます宣言」、話し合って自分たちはこれをやろうというものを「やります宣言」という形で発表されました。

こうした若者たちの話を聞いた大人たちは、意見やアドバイスをポストイットに書いて退出。それを巡って、トークセッションも開催されました。

こうして進んだ会の最後には、地域づくりを研究する鳥取大学や大阪市立大学の先生たちが講評し、会は終了しました。

学生人材バンクの代表理事は田中玄洋君です。

学生だったころからの長いお付き合いで、我が家の子どもたちの家庭教師もしていただいたこともあります。大学院を卒業した田中君が鳥取に残ってくれたからこそ、この学生を中心にした地域おこし集団が成立し、様々なイベントやプロジェクトを仕掛けることで、鳥取の元気を創造してくれているのだと思います。

今でこそ、様々な表彰を受け、県のボランティアセンターは彼らの支援なくしては考えられないほどの存在になりましたが、田中君という1人の人間が立ちあがり、たくさんの苦労をし、仲間を増やし、10年という月日を経て、今日に至ったのです。心からのエールを田中君に贈りたいと思います。

夜は会場を学園祭が開催中の鳥取大学に移し、10周年を祝う祝宴もありました。藤井副知事や今井書店グループの永井会長らも駆け付け、和やかに10年を振り返りつつ、これから10年、20年と発展していくことを期待する会となりました。

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