壇上からの質問に対しての知事への答弁に再質問しました。以下はそれに対する知事らの答弁です。議場ので議論は、こうした質疑の応答で深まって参ります。
○副議長(前田八壽彦君)答弁を求めます。 平井知事
○知事(平井伸治君)(登壇)まず、砂場議員から地下水対策につきましてお尋ねをいただきました。
福島原発の事故がまだ収束し切っておらず、現在地下水の海への流出が問題となっています。非常に残念なことだと思います。議員のほうも多分全員協議会で規制庁の皆さんとの議論をされたのだと思いますが、私どもも同様に規制庁等と今話をさせていただいているところであります。この議場でも今回出てまいりましたけれども、こういう地下水が結局汚染水となって海へ流れ込むということを防止するように我々として今の規制基準に何らか表現できないだろうか、そういうような申し入れをしていきますし、それから当然ながら中国電力に対しても同様のことを申し上げていくということになろうかと思います。いずれにせよ安全・安心を図っていく、そういうようなことをやはり企業側なり国の側できちんと努力をしてもらう、そのことが何より大切であります。今、福島のほうでは、風評被害もありまして、これは非常に微妙な問題で、余り騒ぎ過ぎますと漁業者がさらに困るというちょっと妙な話になっておりますが、ただいずれにせよそうした問題の惹起した原因はやはり原発事故に対する対応の甘さがあったと思います。ですからその反省は生かしていただいて、これからの基準づくりや、あるいは安全対策に生かして盛り込んでいただきたいと、その旨を申し入れていきたいと思います。
次に、食品添加物につきまして何点かお尋ねをいただきました。 この関係につきましては、これはくらしの安心局長のほうからお答えを申し上げたいというふうに思います。
できるだけ安全・安心な食ということを目指してこれからもやっていきたいと思います。
また、食の関係の大手のナショナルブランドとタイアップしたキャンペーン等につきまして、これもまた詳細は市場開拓局長のほうからお話を申し上げたいと思います。
今、実際生産物を売ってもらおうと、我々のほう地産地消を進めようということでやっておったり、あるいは全国や世界に向けてねばりっこや、あるいはイワガキのような素材を売り込んでいこうと。その意味では 100万人もアクセスするようなホームページに名前を出すことは難しいので、いろんな効果はあると思いますが、進め方については当然ながら議場での御議論もいろいろと紹介をさせていただいて関係者とより効果的で適切なキャンペーンの進め方について今後も話し合っていきたいと思います。
○副議長(前田八壽彦君)順次答弁を求めます。 藪田くらしの安心局長
○くらしの安心局長(藪田千登世君)食品添加物につきまして、引き続き追加の補足の御答弁を申し上げます。
先ほど私が申し上げました食品の製造や加工に必要なものということでございましたが、例えば今スーパーなどで売られております食品を見ましてもそういった実態が今そうであるということを御説明したところでもございます。例えばにがりということも先ほど申し上げましたが、ハムやソーセージなど昔から岩塩を使っておりまして、岩塩を使いますとおいしそうな色になって風味がよくなるだけではなくて、食中毒の防止にもなるというようなことが昔からもございました。こうした経験的にずっとかつて昔から使われていたものを安心・安全という観点で使っていくということも引き続きやっていきながら、今、国のほうでもそういったものは既存添加物として指定しておられますけれども、そういった検証も現在なされておられますので、そういった知見を活用していきながら私どもも広域的な流通するものでございますので、引き続き県のほうでもそういった知見を確認しながらやっていきたいと思います。やはり自然のものを生かしていくというのが議員おっしゃるとおり一番だとは思っております。
○副議長(前田八壽彦君)三木市場開拓局長
○市場開拓局長(三木教立君)補足答弁をいたします。
先ほど議員のほうからお話がありました「食のみやこ鳥取県」地産地消プロジェクトでございます。7月1日に明徳小学校でキックオフイベントを行いまして、小学校の生徒5、6年生50名様、保護者と地域住民の方40名様がいらっしゃってキックオフイベントを行いました。イベントでは、県産の食材、ラッキョウとかシロイカの学習を中心に食品メーカーによるクイズも行いました。福部のラッキョウの歴史とラッキョウの漬け方を勉強したり、集魚灯や疑似餌を使った白イシの漁を紹介したりというようなことを行いましたほか、先ほど9社によるクイズを行いました。 議員御指摘の味の素といいますか、グルタミン酸ナトリウムは、サトウキビからできているというような表現でございますけれども、先ほどおっしゃられたようにサトウキビを絞った糖蜜にグルタミン酸生産菌を加えて製造するので、一般的な表現ではないかというふうに思っているところでございます。 なお、イベントに当たっては、市教育委員会や県の教育委員会へ相談してクイズラリーも含めて学校側と協議を重ねて実施しておりまして、教育サイド、学校サイドにも理解されているというふうに理解しているところでございます。また、アンケートでも学校の児童が県産食材に対する理解が深まったということがおっしゃられております。90%の児童が事業を通じて鳥取県の食材に興味を持ったと回答されていますし、また学校の先生方も調味料の存在自体を知ることができたということで答えられております。
もう1点、ふるさと認証食品の添加の話がございました。
現在議員おっしゃられたように、ふるさと認証食品 485商品ございます。 116社ございまして、認証の要件として県産品を利用していること、伝統的な製法でつくられていること、また県独自の技術でつくられていることということがございます。添加物につきましては、極力使用しないことを定義しておりまして、協議会の中では議員おっしゃられたように5品目以内を目安にしているところでございます。このふるさと認証食品の創設の趣旨というところが原材料に県産品を利用すると、要は鳥取県のオリジナルにこだわった商品であるということで、今まで 485商品を認証しているわけですけれども、この添加物によったランク分けということは今のところ考えておりません。
もう1点、食のみやこ三つ星推進サポーターの中で添加物云々かんぬんというのがございました。
食のみやこ推進サポーターというのは、鳥取県の食材や料理、加工品など県産品のよさを積極的にPRしていこうという制度でございます。現在サポーターは 1,047店舗で、三つ星サポーターは12ございます。そもそもこの制度が先ほど申し上げましたように鳥取県産品を自主的にPRしていこうという称号でございまして、添加物の云々で判断する制度設計とはしておりません。今のところ条件は変更、変えるつもりはございませんけれども、例えばみそ、しょうゆは自家製ですよとか、そういう取り組みがあればまた別途PRの手法といいますか、それを検討していきたいというふうに思っているところでございます。
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