一般質問で議員が質問できるのは5回までです。しかし、今回は、この2回目で時間を使いは果たしてしまいました。勉強が足りぬ、修行が足りぬと反省です。
○副議長(前田八壽彦君)3番砂場議員
○3番(砂場隆浩君)ちゃんと質問に答えていただけないですか。私は、三つ星サポーターの制度説明をしてくれなどと一言も言っていないのですよ。ふるさと認証食品の中でそういうものを厳しくしていって、同じようなふるさと認証食品の三つ星食品をつくったらどうですかと提案したのだけれども、そこのところには一切答えられていないでしょう。
その後にグルタミン酸ナトリウムがサトウキビからつくられたということをいうような質問をすると、子供たちがそうなると化学製品ではなくてサトウキビが原材料の食品だと誤解しませんかと聞いているわけですよ。だからそこはそこでちゃんと答えてほしいですね。事前に準備してきた書面だけ読むのだったら議場でやりとりする必要はなくて、準備書面のやりとりだけでいいですよ。真剣に議論しているのですから、ちゃんと人の話は聞いて答えていただきたいと思います。
それでそれだけではなくて、私がそのところで言いたいのは、ちゃんと県のものだから、せっかく今議論して一番最初のところで「食のみやこ鳥取県」というのは地産地消をしっかりやっていって、鳥取県の豊かな環境で生まれる豊かな食材をちゃんとPRして市場開拓していこうというのであれば、知事がおっしゃったとおり、やり方を少し考えてみたいとおっしゃったように、そういうふうにやってほしいと言っているだけなのですよ。だからキャンペーンはどんどんやってもらったらいいし、それで成果ができているのもわかっているわけです。議場に来るまでの聞き取り調査でも今お二人の局長が言われたことも聞き取り調査で聞いているわけではないですか、何回も御本人から。そうではなくて、今政策的なやりとりをしているところをしっかり聞かせていただけたらありがたいなというふうに思いますので、そこのところは再度の答弁をお願いをしたいと思います。
あと11ページのところに少し書きましたのは、最後にきょうのまとめで言いたかったことなのですけれども、五観の偈というのは禅宗で食前に唱えられる和讃ですけれども、私はそのとおりだと思っていまして、1つ目に書かれているのは「功の多少を計り、彼の来処を量る」とありますけれども、食事が調うまで生産者、調理に携わった人の御苦労に思いをいたして感謝をしながら食べましょう。本当にそのとおりだと思いますし、この最後の5番目「成道の為の故に、今此の食を受く」というのは、非常に重い一文だと思います。道をなすため、私たちここにいる我々であればそれは県民の皆さんのためにしっかりとした県政をやっていくということです。そのため今食事をいただくのだよということです。本当に重い一文だと思いますが、私たちはこれを心に刻んでこの議場で議論をしなければならないと思いますし、執行部の皆さんにもそういう思いでやっていただきたいと思います。
小説家の水上勉さんが「土を喰う日々」という本を書かれていて、僕好きな本なのですけれども、この中で水上さんは、道元禅師の「典座教訓」というのを何度も引用されているのですね。菜っぱの一皿を粗末に扱い、牛乳を使う高級料理をつくるといって大喜びしてはならない。何事にも執着してはならぬ。物によって心を変え、人によって言葉をかえてはならぬなどという言葉を紹介しつつ、水上さんは、1日3回あるいは2回どうしても食わねばならぬ厄介な僕らのこの行事、つまり食らうということについての調理の時間は実はその人の全人生がかかっている一大事だと言われている気がするのであると述懐されています。私もそのとおりだと思うのですね。
教育委員長にお願いしたいのは、宗教教育をやれとか、禅宗の本を読めと言っているわけではないのです。だけれども、一つはこうした食を使った意味で、本当にいろんなものを教育の場面で使うことができるのではないかというふうに思います。教育委員長がおっしゃったように、ただ衣食住の中の食か大事であるということではなくて、そこから広がって本当に子供たちの心を豊かにしていく、そして物に感謝をする、そして食べ物一つ一つは、それにたくさんの人がかかわって、働いていただき、流通して、調理をしてくれるお父さんやお母さんたちがいて初めて食べられるのだという感謝の気持ちなども、教育の中で食育として全県で教えるような教育が小・中・高校で展開すれば、それが本当に「食のみやこ鳥取県」になるのだと思いますけれども、どうでしょうか、そこの御感想をお伺いください。
最後に、知事にもう一回確認をさせていただきたいと思いますのは、やはり「食のみやこ鳥取県」の基本理念は今、きょうの答弁の中で一番最初に言われたことはそのとおりだと思いますので、やはり地産地消を大事にする、鳥取の環境を大事にする、そして、できるだけ自然を大切にするということだと思いますので、そこの点を改めてお願いをしたいと思いますし、コメントがあればいただきたいと思います。
実は本当はきょうは国際認証とか呼称制度など市場開拓の話をしたかったのですけれども、その前段で終わってしまいました。次回も「食のみやこ鳥取県」をテーマに質問をしたいと思いますけれども、またよろしくおつき合いをしたいと思います。では、答弁をお願いします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます