toty日記

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灯火管制用電球

2011-05-19 02:43:37 | 日常のあれこれ
火曜日、御殿場の今度取り壊す家の片付けに出かけた。
一週間前にも行ったのだが、昨日でほぼ片付け終えた。

夫の両親は戦中・戦後の一時期、御殿場に疎開したので
いくつか、その頃の荷物があった。

皮のしっかりしたカバンには、舅の獣医としての道具類
メスやピンセットや注射器等等、

1つの錆もなしにでてきた。
手入れがよかったのか、物がよかったのか。
今でも直ぐ使えるとのこと。


そして、棚の奥からはこんな電球が。
灯火管制用の側面は色がついていて、真下だけを照らすもの。

箱に書かれているのを見ると、

10~30W、
それこそ、わずかの明かりだし、
真下だけを照らして、
それを、間口を開放した店先や、
店先近くで使ってはいけないと、書かれている。

明かりが漏れて、爆撃の標的にならないようにとの
灯火管制、非常時の産物。
どんなに暗い生活だったかが推し量られる。

ちょうど、節電が叫ばれる中にでてきたので、紹介する。



以前、おおはるさんが
よく見る怖い夢として、

灯火管制の中、
こっちの電灯を消すと、あっちの電灯がついて、
消しても消しても、どこかで電灯がつくので
ドキドキしながら、あ、夢だったのかと思うことがあるといっていたのを
思い出した。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
超貴重品 (おやじ)
2011-05-19 08:32:43
これは凄い発見だ!
先日、僕が行った国立博物館に寄贈すると
面白い展示が出来そう、問い合わせすべし。
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おお… (凡子)
2011-05-19 13:45:25
話には聞いたことはあっても、
見るのは初めてです。
真剣に、こんなの作ってたんだね。
なんだか、今の世の中も、
似たようなこと、やってんじゃないのかな。
焼け石に水というか。
一番大事なことは、見ていないような…。
返信する
Unknown (ガンくん)
2011-05-20 05:05:33
戦時中のマンガに、裸電球の傘にぐるりとカーテンみたく付けて描いていたけど、電球単体でも、こんなのあったのですね。

あと、獣医されてたんですね。
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灯火管制用電灯 (toty)
2011-05-26 00:16:18
★おやじさん
珍しいものなのでしょうか?
こんど、問い合わせてみます。

★凡子さん
的はずれなことって、あるんでしょうね。
周りの紙はかなり風化してますが
電球はしっかりしていました。

★ガンくん
電球のまわりに布をかぶせた話はよく聞いていましたが、こんな電球があったんですね。

そうなんです、獣医をしていたそうです。
動物が小さい頃から好きだったそうです。
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