心とほんとの会話屋さん

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他の営みの構図を重ねる

2017-05-07 16:36:22 | 本のネタ
 昨日、構図を書くことをおススメさせていただきました。
 構図の中には、対立関係や利害が生じる依頼関係など、簡単には実現できないものが書かれることが多いです。
 なぜなら、良好な関係が築けている組織なら簡単に実現できることというのは、既に実現されているはずだからです。

 では、簡単には実現できないものを、どのように実現したらいいのでしょうか?
 方法の一つとして、自分より職責上位の人に言いつける(エスカレーション)というものがあります。
 影響力のある職責上位者と信頼関係が築けている場合は、これも有効な手段です。
 しかし、影響力のある職責上位者(社長?)と信頼関係が築くには、それなりの時間と努力が必要で、万人向けの打ち手ではありません。

 私がおススメするのは、自分の目的実現に対する構図に加えて、他者が推進している目的を実現するための構図を書き、重ね合わせることです。
 自分の目的実現で対立関係にあることが、他者の推進案件で、既に解決の打ち手が講じられている場合もあり、独力で動くよりも効果的にすることができるのです。
 3つか4つの目的について、構図を書き重ねると、対立関係になって実現できない理由が、他の案件で矛盾した理由を主張せざるを得ない状況を作ることも期待できます。

 自分の目的達成のために、他者の目的達成の手段を考える。
 この観点を盛り込むことができると、幅広い範囲を俯瞰するだけでなく、深さを持った考え方を身に付けられることが期待できるのです。
 ぜひ、周囲に目を向け、周囲の方々の目的を達成するために、どうしたらいいのかを考える時間を捻出してみてくださいませ。


 本日も最後まで読んで下さり、有難うございます。