心とほんとの会話屋さん

自身のうつ病経験を振り返り、悩み解決をサポートしてくれる本を紹介します。また、成長の気づきになる情報・言葉を発信します!

伝えることと、伝わることの違い

2013-11-05 21:17:36 | 本のネタ
 仕事だけでなく、日常生活でも感じているのですが、最近、コミュニケーションのことを、自分の主張を分かりやすく伝えることと勘違いしている方が多いことが気になります。

 現実社会の事実というのは、どのように伝えたのかではなく、相手にどのように伝わったか!つまり、相手がどのように解釈したかが事実になることを忘れないようにしたいですね。もちろん、自分自身にも適用されることだと認識しており、難易度の高いことだと理解していますが。
 仕事の進め方などで、自分の考えを理路整然と述べるシーンを散見しますが、会話の相手が理屈でなく、感情を理解してほしいという空気が漂っていて、理屈では理解できるが受け入れられないということが多いと思います。このシーンの場合、伝える側は、伝える相手の度量や心のゆとりを読み取る余裕があれば改善できるでしょう。

 難解なのは、伝える本人は理路整然と伝えているつもりだが、伝える相手がポイントを理解仕切れていない場合です。つまり、感情面で受け入れられないのでなく、理屈として理解できていないのです。
 多くの場合、こういうシチュエーションになると、聞き手のうち、一人だけが理解できないのでなく、ほとんどの聞き手が理解できていません。
 その事実にも関わらず、理解できない聞き手に問題があると考えるのは、少々わがままだと言わざるを得ません。

 では、この状況をどのように打開したらいいのでしょう?!
 打開策は、人によって異なるので、万能薬はありませんが、ほとんどの聞き手が理解できていないという事実を受け入れるしかありません。が、受け入れにくい人から
  『ほとんどの人が理解できていないよ』
 と指摘されても、素直に耳を傾けることはできないのが、普通の人間ですから、少しでも受け入れやすいタイプの人に
  『あんな指摘を受けたけど、客観的にみてどうだった?』
 と確認することから始めてみてください。

 お釈迦様も『汝、己自身を知れ!』と提言されていたように、自分自身の強みも弱みも理解できると、大きな成長ができるでしょうね。
 ぜひ、チャレンジしてみてください!



 明日は、体調管理について、ご紹介予定です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿