『すぐには分からないことに興味を抱いていますか？』

昨日、樹木希林さんの遺作”日日是好日”を観賞して感じたことを投稿させていただきます。

作品は、20人になる2人の女性がとあるきっかけで茶道を習うことを通しての変化を描き出してくれています。
私は茶道の経験がないので、作品の中で描き出されている微妙な変化に対する気づきは薄かったですが、作品からのメッセージを感じ取ることはできました。

この世の中には
「すぐに分かること」
「すぐには分からないこと」
の二つが存在し、
「すぐには分からないこと」は「意味のないこと/重要ではないこと」と敬遠されることが多いが
「すぐには分からないこと」を長くやることでしか「感じ取れないことがある」ことを本作品では伝えてくれていたように感じました。

茶道で、一期一会の精神をどのように伝えているのか？
苦しまざる者には、智慧が有るという「不苦者有智(ふくはうち)」があること。
映画のタイトルの「日日是好日」は、どういう感覚を表現している言葉なのか。

端的に言葉で表現できない”大切なこと/精神”を、丁寧に、時に厳しく教えている世界が、茶道をはじめとした日本伝統の”道”には込められていることを感じさせてくれたステキな先品でした。
小学校時代にやっていた剣道も、一つの”道”でしたが、当時の私は映画の作品から伝えてもらった感覚を感じ取ることができていませんでした。
「すぐには分からないこと」を「分からないまま」にしていたんですね。残念、、、


今朝の投稿を読んで、あなたが「すぐには分からないこと」に興味を抱き、そこから感じるものがあることを意識するきっかけになれば嬉しい限りです。

本日も最後まで読んで下さり、有難う御座います。

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