皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
印染店より染上がった旭日旗に染難(染料飛び)があったので
しみ抜き(染色補正)をして欲しいとのご依頼です。
印染旭日旗
日本の国旗で、法律上は日章旗と呼ばれ、一般的に日の丸(ひのまる)と呼ばれる旗のことです。
法律上(国旗国歌法)の規定で旗の形は縦が横の3分の2の長方形。
日章の直径は縦の5分の3で中心は旗の中心。色地は白色、日章は紅色とされている。
また、上下・左右対称で方向性はとくにない。
旭日旗とは日章旗に旭光(朝日の光り)を模した旗のことで、
1870年に大日本帝国陸軍の軍旗として考案・採用されたもの。
1889年には、大日本帝国海軍にも軍艦旗として採用されている。
また、第二次世界大戦後は、1954年の自衛隊の発足に伴い陸上自衛隊でも自衛隊旗、
海上自衛隊で自衛艦旗として採用されている。光線(朝日の光の数)が16条のもの
(十六条旭日旗)が一般的に知られていますが、他にも数種類の旭日旗があります。
新型コロナウイルスの感染拡大で一年延期になった東京オリンピック2020大会でも
敵対視してきたK国ですが、日本人としては素晴らしい旗です。
こちらの旭日旗は、ライトサイドのお客様からのご依頼だったとの事です。
印染旭日旗 染難(染料飛び)
こちらの画像では分かりずらいですが、染難(染料飛び)が有ります。
印染旭日旗 染難(染料飛び)
蛍光灯で照らして見ると確認できます。
印染では白場にふせ糊を置いてから赤い染料を刷毛で引き染をしてから薬剤や蒸しの工程で
染料を定着させた後に水元(水洗い)でふせ糊と余分な染料を落として行きます。
染料飛びは、ふせ糊による事故ですが、着物の友禅染もいっしょです。
最後はしみ抜き屋(染色補正店)で補正してから正規な商品となります。
印染旭日旗 しみ抜き後
染料の定着剤を落としてから抜染剤を使って染料を抜いて、薬剤をしっかり
ゆすぎ出してからしっかり乾燥させてから、蒸気アイロンでプレスして仕上げました。
我が祖父も、日章旗を染めていましたので、孫としてしっかりと染色補正を行いました。
着物と洋服のお手入れは
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
営業時間 9:00~18:00
休日 日曜・祝日
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
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