斜視の治療03

2016年04月06日 | 治療の話

さて、斜視の男性に提案したセルフケアの話。

治療に対する反応の経過から推察できることは、

『男性の斜視の改善には頭蓋の変位および可動性の正常化と、仙骨の変位および可動性の変化を同時にもたらすものが望ましい』

ということでした。

であれば、エクササイズは立位で行うもので、頭蓋をハンドルとして仙骨側の動きも解放できる方法が望ましいということになります。

そこで浮かんだのが「蝶形後頭関節のFRAT」でした。

このFRATという手法は私のオリジナルの手法でYOUTUBEのページにもよく乗せている手法です。

この手法を試行し、全身の運動を見ると側屈・回旋の運動範囲をほぼ左右均等にまで揃えることができました。

眼球運動のチェックをしてみると動きもよく、

本人に感想を聞くと、身体の動きも視線のコントロールもストレスなく容易になったと言ってくれました。

この男性には前出の手法を自宅で行うセルフケアとして提案し、初回の治療を終えました。

「蝶形後頭関節のFRAT」の動画はこちらです。

ご興味があればどうぞご覧ください。


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