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何でもありの記録
HN天道(てんとう)

冨山冤罪事件

2007年10月11日 | Weblog
今日の紙面に「冨山冤罪再審無罪」の記事が出ているし、テレビでも報じられている。

今回無罪となった40歳の男は有罪判決に従い既に刑に服して2年1ケ月の「お勤め」を終えている。
逮捕されてから5年半ぶりに無罪判決を得た。
服役するこことなった犯罪は「強姦罪」だ。
世間で普通に生きていくことは出来ない犯罪暦となる。

無罪判決の言い渡しは10分程度だったそうだ。
早い話が「無罪が証明された、済まんかったな、許せ」
と言う具合みたい。

本人の無罪を証明する証拠は無視され、状況をでっち上げて自白を迫られ、自白したあとに有罪が確定した。
裁いた裁判官達の無能振りと警察のでたらめ捜査に腹が立つ。
有能な弁護士を雇うことが出来なかった点も残念なことだが、一般庶民には弁護士に大金を払う余裕はない。
国選弁護人も無能と言うかやる気がないというか、腹が立つ。

そして何よりも腹が立つのは本人に対してだ。
やってもいない強姦罪をなんで認めるんだよ、と言いたい。
逮捕当時は35歳の男だったはずだ。
気力体力十分の年代ではないか。
脅され、罵声を浴びせられ、小突きまわされる程度のことはあったかもしれない。
そんなことで諦めて一生を棒に振るような自白をするものか。
「お前、それでも男かっ」
と言いたくなる。

取調室の机を蹴り倒してでも反抗しなかったのか。
家族に見捨てられるような文章を見せられ絶望したと言う。
信頼を裏切られ絶望したときに気力も意欲も望みも捨ててしまった様子だ。

おめおめと無実の刑に服した経緯も納得できない。

容疑者になったそもそもは「強姦した男に似ている」と言うことだったらしい。

以上は、全く私の私見だ。
読んだ人の怒りを買うかもしれない。
新聞記事と、テレビに登場した本人の映像としか知らないし、裏には私が知らない深い事情もあるのかも知れない。






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2 コメント

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取調べの過酷さ。 (おじいちゃん)
2008-02-07 03:49:22
ちなみに、あなたは警察の取調べを受けたことがおありですか?万引き、窃盗の類ではなく強盗・強姦・殺人といった『凶悪犯罪』に対する取調べを。

昔、私は警察の取調べを何回も受けていました。
公園でなべをつついている浮浪者への注意、右翼の街宣車の行為にたいしての抗議、間違い電話の原因たる会社への抗議などなど。。ほとんどが喧嘩になりこちら側から警察へ被害届けを出したものです。警察は被害届けを取り下げさせようと懸命でした。まあ、事情はわかるのですが当時は私も血気盛んだったのでした。喧嘩ということだったので双方取調べを受けました。

しかし、取調べは想像以上に過酷でした。事案が事案なので逮捕はされなかったのですが、数時間にわたって恫喝・脅迫・取り下げの強要をしいられました。
逮捕され24時間警察署内で拘束されていれば、さらに過酷なものになるでしょう。ゆっくり落ち着く暇もなく連日緊張し続けなければならないからです。

刑事は人の心を折るプロです。どのような強靭な肉体と精神を持つものであろうと数人係りの刑事に絞り上げられて「やりました。」と言わない人は少ないだろうと思います。こればかりは一度体験してみないとわからないかもしれませんねえ。ただもしあなたが同じような冤罪に巻き込まれた場合に自白しない可能性はほとんどゼロだと思います。

刑事・警察をなめてかかってはいけません。彼らの俎上に上がって抵抗しきれるとお考えならば、それは完全に甘いと思います。
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おじいちゃんへ (本人)
2008-02-07 10:08:29
貴重なご意見ありがとうございます。
私も肝に銘じておきます。
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