【記事全文】(下線はブログ管理者)
東日本大震災で甚大な被害を受けた沿岸市町村で、被災者の集団移転先の選定が進んできた。岩泉町は、小本地区の集団移転先の「第1候補」と位置付ける三陸鉄道小本駅周辺の住宅地、公共施設などの予定地を提示。田野畑村は羅賀、島越の2地区で、高台と海岸部の既存集落周辺に分けた案に絞り込んだ。両町村は早期の生活再建に向けて地権者との交渉など移転事業を加速させる。
岩泉町は7日夜に開いた震災復興事業の住民説明会で、三鉄小本駅周辺の居住予定地として同駅西側の民有地、小本小、小本中、小本保育園の移転候補地には小本川近くの民有地を示した。
同駅周辺には三陸北縦貫道路のインターチェンジ開設が予定されている。居住地や学校など公共施設、三陸北縦貫道路の土地については町が先行取得。町内外にいる地権者約80人への個別の説明は年内着手を目指す。買い取り価格については今後示すという。
伊達勝身町長は「復興事業を進める上で住宅や学校の移転先の土地を確保しなければ何も始まらない。小本駅周辺に新しいまちをつくっていく」と強調した。
田野畑村は8、10月に行った被災者アンケートやまちづくり懇談会の意見を踏まえ、羅賀と島越の2地区で高台と既存集落に近い土地に分けた集団移転地案を絞り込んだ。
羅賀はこれまで移転候補地とした7カ所から、同地区と村役場とを結ぶ道路脇の高台1カ所と既存集落に近い和野、羅賀の2カ所の案とした。
島越はこれまで10カ所を候補地としていたが、切牛の高台1カ所、既存集落に近い松前沢の3カ所に絞り込んだ。
集団移転した新集落の基本的考え方として、基幹道路整備や集会施設を設けるなど地域コミュニティーに配慮したまちづくりを目指す。(2011/12/09)
東日本大震災で甚大な被害を受けた沿岸市町村で、被災者の集団移転先の選定が進んできた。岩泉町は、小本地区の集団移転先の「第1候補」と位置付ける三陸鉄道小本駅周辺の住宅地、公共施設などの予定地を提示。田野畑村は羅賀、島越の2地区で、高台と海岸部の既存集落周辺に分けた案に絞り込んだ。両町村は早期の生活再建に向けて地権者との交渉など移転事業を加速させる。
岩泉町は7日夜に開いた震災復興事業の住民説明会で、三鉄小本駅周辺の居住予定地として同駅西側の民有地、小本小、小本中、小本保育園の移転候補地には小本川近くの民有地を示した。
同駅周辺には三陸北縦貫道路のインターチェンジ開設が予定されている。居住地や学校など公共施設、三陸北縦貫道路の土地については町が先行取得。町内外にいる地権者約80人への個別の説明は年内着手を目指す。買い取り価格については今後示すという。
伊達勝身町長は「復興事業を進める上で住宅や学校の移転先の土地を確保しなければ何も始まらない。小本駅周辺に新しいまちをつくっていく」と強調した。
田野畑村は8、10月に行った被災者アンケートやまちづくり懇談会の意見を踏まえ、羅賀と島越の2地区で高台と既存集落に近い土地に分けた集団移転地案を絞り込んだ。
羅賀はこれまで移転候補地とした7カ所から、同地区と村役場とを結ぶ道路脇の高台1カ所と既存集落に近い和野、羅賀の2カ所の案とした。
島越はこれまで10カ所を候補地としていたが、切牛の高台1カ所、既存集落に近い松前沢の3カ所に絞り込んだ。
集団移転した新集落の基本的考え方として、基幹道路整備や集会施設を設けるなど地域コミュニティーに配慮したまちづくりを目指す。(2011/12/09)
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