夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

So long, Crescent!

2016-03-06 | monologue
 So long, Crescent!というタイトルは明月記からの連想で言葉遊びのような感じでつけたもので、さほどの意味はありません。モノローグなのに丁寧語で書いているのも成り行きみたいなもので、とは言え場合によってはダイアローグになるかもなのでそうしたのでしょう。わかりにくい言い方ですみません。例えばこのブログで日間賀島に行きましたという記事はなんの変哲もない旅行記なのに、なぜよく読まれるランキングの上位にあることが多いのかといったことです。その理由としては2つの可能性があると考えています。低い方から言えば大島に行って来ましたという同工異曲の記事が上位になるのと同じでしょう。高い方はあれが初めての2人の旅行だったからでしょう。
 こう書けば勘のいい人はなるほどねと納得してもらえるでしょうし、わからない人は最後までわからないかもしれません。ぼくは女性だから勘がいいとは思えないんですが、男に勘が悪すぎるだろ~って人が多いのは実体験上明らかです。それでは女性が増長するのも致し方ないわけです。ただそれでいけると思われるとぼくが気づかないうちに傷ついて、ずっと手遅れになってから突然、昔だと手紙が、最近だと綿々と想いを連ねたメールが来たりして当惑してしまうのです。
 このブログを始めたのが2005年の3月ですから、もう11年前ですが、20歳年上のおじさんと2年間付き合っている若い女の子が主人公の物語で始まっていて、すべてがデータになる前にというタイトルと併せ、今は30歳年下の彼女と2011年の夏から付き合っているので、暗示的に過ぎると言ってもいいようにさえ思います。彼女はもうアラサーだからと最近よく言ってますが、1988年6月生まれでその発言は控えるべきでしょと注意してしまいます。彼女がちょっと未来のことを心配しているのはわかるのですが、人間は見た目が重要ですから、半分くらいはぼくに対して婉曲に頑張ってと言っているのでしょう。髪の毛や体重については何の問題もないのだが、上に乗られるとお腹がつっかえると言われては素直にはいと言うほかありません。

 藤原定家が長年にわたって書きつないだ明月記には何年間もの空白期間があるのですが、ぼくのブログも2009年の3月頃からなんとなくイライラしたような記事が続いて、唯物論と唯脳論という記事で突然中断し、2012年4月に方丈記の話でこれまたケロッと再開しているわけです。こう書くと個人的事情や内在的な理由を探したくなるのかもしれませんが、あにはからんや、今はもうないブログを別途、個人情報についてうるさい昨今、深く秘すべきかとやっていただけのことです。それはノリタンをせっせと書いていたのが、飽きちゃってサイトに全部アップしたからいいやと思ってアカウントも削除したら、何を思ったのか、それをそのまま使って商売しようとしたのがとっくの昔に廃墟と化しているのと似たようなことなのです。こっちは長年やっても性格は変わらないのはもちろん、気になること、執着してしまう対象もほとんど変わらないし、書いている内容さえも本質的には動かないということでしょう。
 そう。音楽ならバッハやモーツァルトにおいて甚だしいのですが、何も変わらなくてもと言うより、街を歩いていてそれと気づくと、ああ、彼らの音楽だと感動さえ覚えるのに文章だと、同じことばかり書いてと非難されるのでしょうか。それを江口寿史は30年以上前に見事に描いていました。だから、作曲家はえらい!演奏家はずるい!と声を大にして感じているのです。
 ええ、ぼくはカルロスクライバーの実演を見て、グールドのレコードを聴いているので、演奏家に対して全く尊敬の念を持っていませんが、何か?
 初めてゴルドベルクを聴いて、当時ぼくよりずっとクラシックに造詣の深かった友人たちも毀誉褒貶相半ばと言ったところでしたし、クライバーをムジークフェラインザールで見て世界が違って見えてしまってからも、長い年月が流れました。後者は2005年4月に記事にしていますが、書いてしまうと忘れてしまうものだなぁといつものことながらぼくはブレないのです。あ、これはかなりわかりにくいですが、もう1人の23歳の彼女が好きなラブライブのニコに由来するセリフです。
 はい、ぼくはずっと彼女たちに導かれて持ち前の好奇心と感覚だけをほぼほぼ頼りになんとかかんとかやってきたわけです。それがこのブログが断続的に続いている理由であり、なんとなく決めたこのタイトルも、ブログ全体のタイトルもとてもふさわしいものであり続けるように願っています。
 ということで、とりまこの記事だけはリンクはいらないでしょう。












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