最近の衝動買いCD

ＣＤを突発的かつ間歇的に衝動買いするのは昔からだけど、最近は「切り花」の記事で書いたように試聴コーナーで聴いただけでGuns n' Rosesを買ったりしている。とはいえ、ＣＤは売れてたり、評判になってるから買うわけでもなく、向こうからやってくるのを待つだけである。

最近買ったものがあんまりバラバラでおもしろく思って並べてみた。この中でいちばん聴いているのがイーゼルのようなＣＤ立てに置いた木村カエラのである。彼女は才能があるし、とても清潔な歌を作る。つまりあちこちから売れそうな部分を引っ張ってきて一丁上がりといったことをしない。自分の中に表現したいものを持っている。今後が楽しみである。

その右にあるのがジュディマリのラストコンサートのＤＶＤ。ＣＤの２枚組みベストを聴いてて、タクヤを始めとしてバンドがYUKIに呑み込まれてしまったのかなとは思っていたが、それが残酷なほどわかるもの。

左側はサイモン・ラトルの14枚組みのマーラー交響曲全集。花の楽章やら子どもの不思議な角笛やらいろいろ入っていて、しかも安いから買った。クラシックファンがよくやる聴き比べはくだらないと思っているし、そんなカネがあれば無名の作曲家のでも聴く方がいいと思うけど、まあマーラーなら２種類あってもいいかなと。

その前がSly＆The Family Stoneの「Stand!」で、中学生の時に聴いて以来、大好きな「I want to take you higher」が入ったもの。この曲は今でも新しいが、他が懐メロっぽいのは無理からぬところがある。しかし、よく聴くとビーチボーイズ辺りの真似なのに、いろいろ小技を繰り出しているところがおもしろい。

その右がBrandyの「Human」。試聴コーナーで聴いて、そのメッセージ性がおもしろそうだから、選んだもの。家で聴くと大したことはなさそうだけど、ビヨンセなんかよりはずっとましだろう。

最後の１枚がグールドがバッハの平均律を弾いたもの。これも店頭で見つけて、安いから買った。ゴルドベルク変奏曲のような奇跡がそんなにあるわけはないと思った。