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これがミュージカル
だとしたら、
舞台が暗転して
ハリソンさんだけに
ライトが当たり、
♪「クレール、
君は何も悪く無いのに!
何故謝るんだ!
この男に?!」
――と拳を握りしめるポーズに
情感たっぷりで
歌い出す事でしょう。
前古典派(バッハや
ヘンデルが属する
「バロック時代」と
モーツァルトや
ハイドンが属する
「古典派時代」を繋ぐ
時代の音楽、1760年代は
これに当たる)のオペラ
だとしたら、
クレール(メアリー)と
エクトル(イーゼット)の
セリフはクラブサン
(ハープシコード/チェンバロ)
伴奏で喋るように歌う
レチタティーボでのお流し。
その後、
若い男女の二重唱の
所々にハリソンさんが
ツッコミを入れる
みたいに歌うのが続くか、
ハリソンさんが
カウンターテナーで
独唱するかでしょう。
一応主役なんで。
当時のオペラは
シーザー役や
シャルル大帝に仕える
勇者の役だって、
主役なら男性ソプラノで
歌われてたんよ!
しかし、エクトルはん、
あんだけ周りを切り付け
まくってたのに、
クレールさんには…わんこ
なんかいな?!
🌱 続きは明日で26話最終回。