これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

中国、首相親書を受け取らず、この時期に首相問責決議はオウンゴール、大罪だ!

2012-08-31 | 安全保障

反日運動抑制で首相親書 山口氏、外相ら中国要人へ
 【北京共同】沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐり、反日デモが中国各地で相次いでいることを踏まえ、訪中した山口壮外務副大臣は30日、傅瑩外務次官と会談した。胡錦濤国家主席に宛てた野田佳彦首相の親書を手渡すのは見送り、楊潔チ外相ら要人に31日に渡す方向で調整している。
 山口副大臣は会談で、27日に丹羽宇一郎駐中国大使の公用車が中国人とみられる男に襲われ日の丸が奪われる事件が起きたことを受け、過激化する反日活動の抑制を求めたもようだ。
 傅次官は襲撃事件には「遺憾の意」を表明する一方、反日運動をめぐり在留邦人の安全確保に力を入れる考えを示したとみられる。
             2012/08/30 22:58  【共同通信】 
 韓国に首相親書の受け取りを拒否されたが、わざわざ朝貢よろしく北京に赴いた副大臣が首相親書を中国側に手渡そうとしたが、受け取りを留保された。韓国の対日非礼の騒ぎではない、持ち帰る事態になったら目も当てられない屈辱である。問責決議を受けた首相の親書を受け取る国が有るはずがない。問責決議に同調した自民党の罪は大きい。
  首相親書を中国に渡すときに
    問責決議可決とは何だ!

      政争のため領土を放棄するのか!
 

               2012年8月30日(木曜日)読売新聞朝刊1面 

公用車襲撃「日本は冷静対応を」…中国大使館 
 
在京中国大使館の楊宇参事官は30日の定例記者会見で、丹羽宇一郎・駐中国大使の公用車が襲われた事件について、「偶発的な個別案件であることを強調したい」と述べた上、日本側に「冷静かつ理性的な対応」を求めた。また、一般論としながらも、「一つの治安事件で、中国の警察機関は当事者である日本大使館に対してタイムリーに関連情報を通報する」と語り、北京市公安局の捜査に進展があれば日本側に伝える考えを示した。
 
中国の社会科学院日本研究所の高洪・副所長が、犯行に関与した車両について「ナンバープレートは偽物だった」と語ったことについては、「彼は学者に過ぎず、警察機関の職員ではない」と指摘し、高氏の情報が不正確である可能性を示唆した。
            
(2012年8月30日20時11分  読売新聞)
 
国家を代表する大使の車を強制的に停止させ、国旗を強奪するほど治安が悪い国であることを恥じず臆面もなく「日本は冷静対応」とは、何事だ。中国の国旗法に「国旗は地面に触れてはならない」と規定されている。国旗は国家の尊厳そのものだ。日本に対する侮蔑以外の何ものでもない。

 
中国交正常化40周年記念シンポジウムで、政府系調査研究機関・社会科学院日本研究所の高洪副所長は、犯行に関与した車両について、「ナンバープレートは偽者だった」、「(捜査の)プロアセスは想像以上に複雑だ」と述べた。高洪の発言は、日本側の刑事捜査要求に対し、捜査が長期化する可能性があるとの中国当局の意向を代弁したと見られる。迅速に亜処理せず、日本政府の反応、政界の混迷、国会解散などによっては有耶無耶に処理する可能性を示唆したものだ。

日本は国家の尊厳を守る覚悟があるか、
   中国は試した!

 
中国では、「国旗の尊厳を守り、公民の国家観念を増強して、愛国主義精神を発揚する」ものであり、「個々の公民と組織は、みな国旗を尊重し愛護しなければいけない。」、「掲揚する時は、国旗はポールの頂きまで昇らさなければならなず、降下する時は国旗は地面に触れてならない」のだ。中華人民共和国の象徴とシンボルである。汚いもの、汚れたものを掲揚してはならず、毀損してはならないでだ。国家の尊厳そのもの、中華民族の精神的支柱、金で置き換えることが出来ないものである。今回の国旗強奪事件は、金銭的尺度で判断したり処理してはならない出来事である。

 
今回の事件は、国家の尊厳について丹羽宇一郎や日本政府の反応を試すため起こした事件なのだ。日本政府が国家の尊厳に思い至らず、国旗事件を単なる強奪事件と見たり、金銭的尺度で損害は軽微であると判断すれば、この政権は兵士・・・・・自衛隊員、海保職員など・・・の犠牲・・・・死・・・・・・を覚悟の上で、尖閣諸島を守るため武力行使を決断できないであろう。軍隊を統率する立場にあれば、そのように判断する。軍隊の戦いは、金銭次元の問題ではない。兵士は国家の尊厳のために命を懸けて戦うのだ。中国政府は、日本政府がどこまで国家の尊厳を守る覚悟があるのか、脅せば易々と屈するのか観察している。日本側の反応によって、武力を用いないで尖閣諸島を支配できるか、仮に武力行使で決着をつけるとするならば、その程度、タイミングなどを判断する目安となる。
  
以下、中华人民共和国主席令(七届第28号)の条文から抜粋する。日本訳は大まかな訳である。
●第一条 为了维护国旗的尊严,强公民的国家观念,发扬爱国主义精神,根据宪法,制定本法。
第一条 国旗の尊厳を守り、公民の国家観念を増強して、愛国主義精神を発揚するため、憲法に基づいて、本法を制定する。
●第二条 中华人民共和国国旗是五星红旗。
 
第二条 中華人民共和国国旗は五星紅旗である。
●第三条 中华人民共和国国旗是中华人民共和国的象征和标志。
 
第三条 中華人民共和国国旗は中華人民共和国の象徴とシンボルである。
 
每个公民和组织,都应当尊重和爱护国旗。
 
個々の公民と組織は、みな国旗を尊重し愛護しなければいけない。
第五条 下列场所或者机构所在地,应当每日升挂国旗:
 
第五条 下記の地点あるいは機関場所は、国旗を毎日掲揚しなればならない。
  
     ・・・・天安門などの規定がある・・・・・。
 
全日制学校,除寒假、暑假和星期日外,应当每日升挂国旗。
 
全日制の学校は、冬休み、夏休みと日曜以外、国旗を掛けることを毎日上げなければならない。
●第九条 外交活动以及国家驻外使馆领馆和其他外交代表机构升挂、使用国旗的办法,由外交部规定。
 
第九条 外交活動および国家駐外大使館襟館と他の外交代表の国旗の使用方法は外交部規定による。
 ●全日制中学小学,除假期外,每周举行一次升旗仪式。
  
全日制の中学小学は、休暇以外、毎週1回旗を掲げることの儀式を行なう。
●第十五条 升挂国旗,应当将国旗置于显著的位置。
 
第十五条 国旗を掛けることを上げて、国旗を著しい(はっきり見える)位置に置かなければならない。
 
●列队举持国旗和其他旗帜行进时,国旗应当在其他旗帜之前。

列伍が持せの国旗と他の幟が行進を引き上げる時、国旗は他の幟の前に位置するようにしなければならない。

●国旗与其他旗帜同时升挂时,应当将国旗置于中心、较高或者突出的位置。
 
国旗とその他の幟が同時に掲揚する時は、国旗を中心、高目にあるいは際立つ位置に置かなければならない。
●第十六条 在直立的旗杆上升降国旗,应当徐徐升降。升起时,必须将国旗升至杆顶;降下时,不得使国旗落地。
 
第十六条 直立した旗竿に昇降する国旗は、徐々に昇降しなければならない。掲揚する時は、国旗はポールの頂きまで昇らさなければならない。降下する時は、国旗は地面に触れれてならない。
●第十七条 不得升挂破损、污损、褪色或者不合规格的国旗。
 
第十七条 破損、汚損、褪色のあるいは規格に合わない国旗を掲揚してはならない。
●第十八条 国旗及其图案不得用作商标和广告,不得用于私人丧事活动。
 
第十八条 国旗とそのデザインは商標と広告として私用してはならず、私人の葬儀に用いてはならない。
●第十九条 在公共场合故意以焚烧、毁损、涂划、玷污、践踏等方式侮辱中华人民共和国国旗的,依法追究刑事责任;情节较轻的,参照治安管理处罚条例的处罚规定,由公安机关处以十五日以下拘留。
 
第十九条 公共ある場合、不作為に、蹂躙、汚し、塗装、棄損、焚くこと等の方法または様式により中華人民共和国国旗を侮辱した場合は、法律に照らして刑事責任を追究する。事情が軽易な場合は、治安処罰条例の規定に準拠して公安機関で15日以下の拘留に処する。
●第二十条 本法自1990年10月1日起施行。

 の時期に首相問責決議を可決させたのは
    “オウンゴール”の大罪!

 
日本は中韓露と領土問題で対立している。およそ外国と交渉しているときに、一致していないでどのような結果になるか自民党は分からないようだ。野田首相のやることが全て納得している国民は誰もいないであろう。しかし、領土問題は与野党が一致して相手に対するのでなければ、とてもその成果は得られない。
 与党民主党は党内分裂、3党合意で野田首相を支えていたはずの自民党は、首相問責決議案に同調し成立させた。日本国の首相に相応しくないと烙印を押された首相の親書を中国が受け取るだろうか。韓国に続いて中国も首相親書の受け取りを拒否した。外交的に異例なこと、非礼なことと中国だけを攻めることは出来ない。首相の足を引っ張った利敵行為は、尖閣諸島等の島々を自ら放棄したのと同じである。

 自民党は領土問題を解決に全力を尽くしたのか。北方領土が返還されるチャンスがあったとしたら、鳩山一郎内閣当時の「日ソ共同宣言」のときである。松本俊一全権がグロムイコ外相と渡り合い、その交換公文で領土問題は継続審議すると書かれたが、共同宣言ではそれが意図的に落とされていた。北方領土を返還しないのなら、そのまま日本へ帰るといって帰国するくらいの決意を示せば、その後の交渉も変わっていた可能性がある。当時も与党自民党は割れていた。野党は、ソ連の言うとおりだというものもおり、ソ連にスキを与えてしまった。

 
その悪い体質が現在も繰り返されている。領土交渉で苦労してきたはずの自民党が、時も時、首相親書を中国に手渡すときになって問責決議を成立させたのは、犯罪的利敵行為である。中韓露に対して国内が一致して、返還させたほうが得であると思わせない限り奪われた領土は帰らない。今はそれ以前の状況にある。
 野党は政府にケチをつけることが大事なのか、こんなことは領土返還という国家の大問題の前には、小さなことだとの考えを持たないのか。外交問題で自民党と対立した野党の態度が、常に問題の解決を阻害してきた。自民党は沖縄問題、北方領土交渉、竹島問題で野党に足を引っ張られ苦しんだ経験があるにもかかわらず、昔の腐った野党と同じ体質に成り下がった。

 
それだけでない、与野党の議員が国政の経験が全くない若輩の橋元市長に“選挙当選のため面倒を見てください”とばかりに馳せ参じるザマをみれば、中韓露、北朝鮮が日本という国をまともな相手として扱わないはずだ。経済界も同じで日中貿易第一で利益追求に明け暮れ、国を思う心がない。民主党は、「反野田」勢力は代表戦にむけて節操なき対抗馬選びに明け暮れ、自民党も総裁選目指して水面下の動き活発化している。両党が国内外に山積する難問を省みず党首選に狂奔していれば、スキを衝いて、中国人漁船員(漁船員に変装した軍人)が尖閣諸島に襲来し複数の地点に上陸、中国国旗を島の頂上に立てるという最悪のシナリオを予期しておいたほうがよさそうだ。

 


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