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教頭の長時間業務解消をすすめるための確実な方法(教頭の働き方改革)

2020年06月17日 | 学校経営
 昨日の続き

 教頭をしていて疲れるのは、「拘束時間の長さ」である。

 長時間業務が常態化している。

だからこそ、県の重点取組事項に

 「教頭の長時間業務解消への取組」が入っている。

 そのための、最も確実で、シンプルな手立てが、次である。

 「校舎の最後の鍵締め担当を、教頭以外の者でも可とする」

  教頭以外の者でも鍵締めができるように、手順を教えておく。

 鍵締めの手順とセキュリティーの設定方法を、職員に教えるのである。

 ただ、最後の鍵締めは、2人以上の職員で行うようにして、緊急事態が起きた時に、どちらかが動けるようにしておく。

 逆に言うと、最後の鍵締めを教頭だけに限ると、長時間勤務は絶対に減らない。

 自分が勤務している市では、教育委員会が、次のように通達を出している。

 「必ずしも最後の鍵締めは教頭でなくてもよい。」

 「鍵締めは、全職員で協力して行うようにすること」

 これを教育委員会が伝えてくれたおかげで、教頭の超過勤務時間は、かなり少なくなった。

 本年度になって、教頭の月あたりの時間外勤務が50~60時間程度である。

 昨年度までは、70時間前後(時には90時間前後)あったことを考えれば、かなりの改善である。

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