持ち物に名前を書くというのは、物を大切にするための第1歩であると考えている。
職場でも、「自由にお使い下さい。」と書いたペンやハサミをペンたてに置いている。それぞれに名前を書いておくと、いろいろな人が使うが、必ず持ち主の所にかえってくる。
教室でもそうである。名前が書いてあれば、無くすことはない。
学級担任をしているときは、4月の段階で必ず持ち物に名前を書いているかをチェックしていた。
「自分の持ち物には、名前を必ず書きましょうね。」
「名前を書くというのは、自分の持ち物を大切にする第1歩ですよ。」
「名前がない持ち物が見つかったら、その場で全員の持ち物に名前が書いてあるかを確認しますからね。」
以上を4月に言っておく。
5月以降には、名前チェックを定期的にすることはない。
その代わり、教室に落ちているものに名前が書いていない鉛筆などが見つかった場合、その場で全員集合である。
筆箱の中身は全部机に出す。
名前が書いているものだけを筆箱の中にしまわせる。
合格した子だけが、次の行動に移ることができる。
これを何回か繰り返せば、名前を書かない子は殆どいなくなる。
持ち主不在の持ち物も殆どなくなってしまう。
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