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カリキュラムマネジメントとは何か

2020年11月10日 | 学校経営
教育界では、新しい言葉が生まれては消えてゆく。

 新しい言葉には、新しい意味があるから使われるのだろうが、教育現場で意識されることは少ない。

 なぜか?

 それは、「分かりにくいから」である。

 そんな分かりにくい言葉を挙げてみる。

 例えば、「カリキュラムマネジメント」である。

 直訳すれば、カリキュラム(教育課程、教育計画)の、マネジメント(管理)だろうか。

 教育課程を管理すること?・・・分かりにくい。



 ネットで検索すると、カリキュラム・マネジメントは、次のような説明がある。

 各学校が教育課程(カリキュラム)の編成、実施、評価、改善を計画的かつ組織的に進め、教育の質を高めること

 ますます分かりにくい。



 中央教育審議会で新しい学習指導要領が審議された際、文部科学省はカリキュラム・マネジメントについて3つのポイントを示した。


 1つ目:教科横断的な視点で学校の教育目標達成に必要な教育課程を組織的に配列すること。

 教科の枠を超えて、同じような内容を他の教科間でも学べるように、計画を編成せよということらしい。

 例えば、国語で養った言語能力を他の教科でも育成できるように、教科をまたいだ教育課程の編成をせよと言うことである。


 2つ目:子どもたちの実態や地域の現状に関する調査結果とデータに基づいて教育課程を編成、実施した後に評価と改善を行うPDCAサイクルの確立。

 長いので分かりにくい。

 児童や地域の特性を生かして教育課程を編成し、実践し、見直しと改善を繰り返せということのようだ。


 3つ目:地域と連携し、教育に必要な人材、資源を外部に求めることです。

 「学校の外にある人や物を有効に、積極的に活用せよ」ということか。
 

 まとめると、次のようになる。

 各学校が教育課程(カリキュラム)の編成、実施、評価、改善を計画的かつ組織的に進め、教育の質を高めること



 その際に3つの視点を踏まえる。

 1つ目:教科横断的な視点で教育課程を配列する。

 2つ目:子どもたちの実態や地域の現状を踏まえ、PDCA(計画、実践、振り返り、改善)サイクルを確立する。

 3つ目:学校の外にある人や物を有効に、積極的に活用する。


 ウーン、分かりにくい。

 でも、自分で整理してこのようにまとめてみると、少しは分かった(ような気がする)。

 さて、10年後に、この「カリキュラムマネジメント」という言葉は残っているかなあ?
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