業務量の多さで、外部へ委託に出すことの多い今年。ただでさえ身体が老いてきて、その老いに追いついていないが故、見た目は「昔と変わらないねー」とか「太らないね」と言われるものの、明らかに体重は増え、人生の中で「重さ」に関しては今ピークを迎えている感じだ。座っていることの多い今年、身体を動かしていないことは確かだ。加えて新型コロナウイルス騒ぎ。さまざまな動きがストップしたように、身体を動かす必要性がないような環境が、自ずと訪れて、この年になって健康上最悪な環境を迎えている。
この後のことはわからないが、いずれにせよ業務量のピークを迎えているわが社は、近ごろ噂されていた定年延長が目論まれた。なにせ人手不足で、一時倒産するのかと思われるほど業務量が減少しかけた際に、多くの社員が会社を去った。加えて早期退職が促されて55歳で退職が常態化した。しかし、わたしがその年齢を指折り数えたころから業務量は改善し、いまや人手不足に…。首切りや給与カット、さらにはボーナスカットと、その先を悩む雰囲気が当然だっただけに、10年あまりのうちに、先の長かった中堅層が薄くなってしまった。ということで、本来なら高年齢層ははやく辞めて、次代に引き継ぐのが流れなのだろうが、社員数が急激に減って、それでいて人手不足で、と、高年齢層に頼らざるをえなくなって「定年延長」が目論まれた。ところが役員から異論があって(予想もされたことだが)、先日の役員会に、そもそも定年延長の議題を提案できなかった。いずれ延長されることは確かなのだろうが、今必要としているにもかかわらず、それが通らなかった。もし再び業務量が減少した際に伸ばしても意味がないのに、なしえなかったのは日本社会らしい根回しの不足だったといえよう。
さて、その定年にあたる還暦を、いよいよ迎えた。わが社は年度単位のお役所と同じ定年制のため、還暦を迎えたらその日に退職とはならない。3月末までのあと半年ほどのお勤め、と思っていたが、ウエからは特例であと3年今の職で勤めてもらうと伝えられた。還暦といえば、昔は言われなかったが、今は厄年のひとつとも言われる。冒頭触れたとおり、最近身体の衰えを強く感じている。果たして「3年もつのだろうか」、などと思ったりもする。何ゆえか、といえば、このところ日記を積み重ねられなかったのは、もちろん余裕がなかったからだ。「あと3日」と思っていた10月9日から連続7日間日記を積み重ねられなかった。同じことが今年3月にもあって、いまだに3月に4日間の空白がある。この4日間は埋め合わせる予定でいるが、もう半年経過している。このごろこんなことの繰り返し。中身のない日記を重ねることしきり…。頭の中も、身体も、日々追いかけられている。世間では人の動きが復活し、人によっては以前以上に動いている人がいるのではないか、と思うほど人出のある世界もある。自重している人が大勢いるにもかかわらず、世間が賑やかなのだから、これは意識格差であり、結果的に恩恵格差を創り上げている。しかし、そんな世間の風などちっとも無関係な、今のわたしである。
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