Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

何も変わらぬ日々

2014-05-09 23:21:59 | つぶやき

 消費税が3パーセント上がったものの、消費の限りもなくさほど影響がなかったように1ヶ月が過ぎたと、ちまたでは捉えられている。上がるのならいっそと言う具合に高額なものを上がる前に購入した人がいるから、消費が低迷しているものもあるのだろうが、日常の生活に関しては何事もなかったように送られている。当たり前だろう、そもそも消費しなくてはならない日常のものは買わざるを得ない。収入が変わらなければ支出も変わらない。ただ消費税が上がった分、少し節約すして帳尻を合わせるのがふつうだ。そもそも帳尻をあわせなくてはならないと意識するほど影響ある3パーセントではない。月10万消費したとしても、3千円。塵が積もって3千円だとすれば、1回あたりの消費ではそれほど目立つものではない。枠が決まっていれば、枠内の税金分が少し増えただけのこと。ようはその影響を大きく感じているのは税金を受け取っているお国だろう。

 枠が決まっている。だから結果的には確かに国民が強いられていることは事実。そして国民だけにあらず、商品を提供する人々の中にも身を欠いている人びとは多い。わが社も同じだろう。昨年予算としてとられた枠は決まっているから、その枠内でただ消費税が上がっただけのこと。したがって、お客さんには「予算額があるからその中でお願い」と言われれば、結局税金だけが多くなって、仕事の中身はなんら変わらない。ようは身銭を切るようなことが平気で行われている。それもお役所相手なのだから、そもそもお役所にこんなことをよくもさせたものだと思ったりする。

 今日外出すると、昼によく行くラーメン屋さんに入った。4月以降初めて行ったこともあって、頼もうとするいつものメニューを確認する。いつも通りの値段だ。ようは消費銭アップの影響は何もない。盛り付ける量が減ったのかと思えばそれもなかった。むしろ材料の値段に影響されるのがこの業界。3パーセントの消費税よりそんな材料費の凸凹を埋め合わせる方が、食べ物屋さんにとっては苦労が多いはず。もちろん確実に3パーセント上がっているという事実は消せないが。いつも訪れると誰も客がいない。いつもわたしの貸切のようなもの。空いている方がゆっくり食べられて雰囲気としては最高なのだが、あまりにも客がいないので心配になってしまう。お年寄りの夫婦であきなっている。奥様が料理人、ご主人が出来上がりを配膳してくれる。空いていても美味しくなかったら行くことはないが、空いているが美味しい。なぜこんなに客が来ないのか不思議なくらい。商売っ気がないから消費税などおかまいなしなのか。見当はつかない。


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