今週福井では、3月にしてはまとまった雪となった。住宅地ともなると除雪されていないところもあり、スコップを持って雪をかく姿もあった。ついこの間まで春はすぐそこ、と思いきやこの雪。このところの3月の天気は、本当に気まぐれだ。
さて週初めのこと。その日は朝方に所用を済ませ、大学に向かおうと普段通りに神明駅へ。すると、旧式の120形式電車が田原町行きの普通電車としてやってきた。最近では4月からの路面電車導入もあり、140形式と並んで、鉄道ファンの人気が高い車両となっているらしい。
ラッシュ時間を過ぎていたため、車内はいつもより乗客が少なかった。特に、各駅ホームの工事もあり、進行方向にある前部の車両(福井方面)のドアが開きやすいので、後部車両(武生方面)にいる乗客が少なかった。自分はこの後部車両に乗ったことがなかったので、あえてこちら側に乗ることにした。
後部車両は元々、福鉄の単行電車であった。その名残が連結部に見える。車内天井部のでっぱり、または外側に残された車体のバンパー(?)など、かつてこちらも運転台があったことを知ることができる。
座席部分を見る。見えにくいが、運転席は路面電車のように真ん中にあり、客室との出入り口はドアでなくパイプが使われている。反対側の車両が他の車両と同じ普通の運転台であるのと比べると、運転台が変わって見える。
古い電車は降りしきる雪の中を走り抜け、やがて田原町駅に到着した。駅では年配の乗務員が、若い運転士に表示板を差し出し、交換を行っていた。
すぐに出発時間となり、電車はまた路面に向かってゆっくりと動き出した。今となっては、自分にとってこれが122号への最後の乗車となったかもしれない。
さて週初めのこと。その日は朝方に所用を済ませ、大学に向かおうと普段通りに神明駅へ。すると、旧式の120形式電車が田原町行きの普通電車としてやってきた。最近では4月からの路面電車導入もあり、140形式と並んで、鉄道ファンの人気が高い車両となっているらしい。
ラッシュ時間を過ぎていたため、車内はいつもより乗客が少なかった。特に、各駅ホームの工事もあり、進行方向にある前部の車両(福井方面)のドアが開きやすいので、後部車両(武生方面)にいる乗客が少なかった。自分はこの後部車両に乗ったことがなかったので、あえてこちら側に乗ることにした。
後部車両は元々、福鉄の単行電車であった。その名残が連結部に見える。車内天井部のでっぱり、または外側に残された車体のバンパー(?)など、かつてこちらも運転台があったことを知ることができる。
座席部分を見る。見えにくいが、運転席は路面電車のように真ん中にあり、客室との出入り口はドアでなくパイプが使われている。反対側の車両が他の車両と同じ普通の運転台であるのと比べると、運転台が変わって見える。
古い電車は降りしきる雪の中を走り抜け、やがて田原町駅に到着した。駅では年配の乗務員が、若い運転士に表示板を差し出し、交換を行っていた。
すぐに出発時間となり、電車はまた路面に向かってゆっくりと動き出した。今となっては、自分にとってこれが122号への最後の乗車となったかもしれない。