どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

名古屋競馬の日曜開催。

2007-01-15 | 地方競馬への考え

今週より名古屋競馬は日曜開催が行われ、2月末までの4開催は連続6日間開催となるそうです。
この時期の日曜開催は、金沢競馬の冬季閉鎖に伴い互助活動的に行われているもののようで、弥富にある厩舎には今年も金沢からの入厩馬が大挙押し寄せているとのこと。
ぜひとも名古屋競馬本場も、同様に賑わっていただきたいものですが。。。。。


馬の頭数が増えることによる、やむをえない日曜開催とはいえ、この時期の日曜開催で売上効果はどれほどあるのかというと疑問ではあります。
”あの”大井競馬でさえ、冬季の昼間開催中は日曜開催は行いませんし、JRAと競合するような開催形態では、やはり売上げアップは望めないと考えるべきでしょう。
経費は考えず、ただ売上げ拡大、知名度アップ、・・・というのならば、開催日の増加はそれなりに意味はあると思いますが。
考えてもみれば、これは売り手側の事情によるものであり、意欲的に売上げアップを見込んだ戦略的な日曜開催ではないわけで、普通に考えて当然このような形の日曜開催では赤字幅の拡大に終わってしまう結果も無きにしもあらず、でしょうね。



私は、千葉に住んでいた頃から年間のほとんどが平日が仕事休み。
まず予定がない日には公営競馬に出かけるのがワイフワークみたいになっていたこの私でさえ、数少ない週末休みの週はだいたいJRAへ中央競馬を楽しみに出かけておりました。
名古屋に帰ってきた現在に至っても同様であります。

でももし、今週日曜日休みが取れたなら。。。
      →やっぱり私は週末は中京競馬場へ行くでしょうね。

まあ、私の場合は年間通じて週2回は必ず名古屋競馬場に居るわけで、たまの週末くらいはJRAへ・・・、となるわけではありますが、普通の週末休みの競馬ファンのサラリーマンの方が”期間限定で日曜開催”の名古屋競馬場へ・・・となると、今の名古屋競馬の現状をふまえてみても、さらに考えづらいことのように思えます。

売り手側の事情、さして売上げの大幅アップを見込んだ日曜開催でないのであるならば、それなりに平日並みの売上げがあればOKということなのでしょうが、今後週末のマーケットチャンスを生かすような週末開催をも!と考えるのであれば、同様な開催を続けていてはどうしようもありません。
ここで、毎年行われているこの日曜開催についての”負の要因”を少し考えてみようと思います。



まずは、時期的なもの。
今の時期はとことん寒いですし、他のどこの観光地の人出も陽気の良い時期に比べると見込めないのは当然のことです。
また、正月明けはどこの家庭も財布の紐が固くなっているはずですから、ましてやギャンブルなどには”手が出づらい時期”なのではないでしょうか。
どうせやるならば、春か秋。
春はゴールデンウイーク開催など、年間上位の売上げのある開催を行っているように、その効果はすでに実証されていますが、さらに・・・と考えると、よほど魅力のある番組が必要となってくるでしょう。
思うに、本気で週末開催をチャンスと考えるならば、日の長い”夏”を狙うべきでしょう。


次に、開催時間。
名古屋競馬で競馬をしようと考えるレジャー層は、まず競馬ファンであることは間違いないでしょう。
その競馬ファンの99%は、JRAの競馬ファンであることもまず間違いないです。
(それでも関東には、生粋の南関東ファンというのも意外と多いですが。。。)
週末開催の最大のネックは、JRAの開催と競合する!!ということです。
思えば、春のゴールデンウイーク開催も正月開催も、なぜ売れるかと言えばJRAが開催していないからであることは明白な事実です。

それならばなぜ、JRAの開催と少しでも競合しない時間に開催をしないのでしょうか?
名古屋競馬の実情を考えてみて、夏の大井開催のようにナイターはまず到底無理にしても、少しでも開催時間を遅らせてみるとかできないものなのでしょうか。
(後で話に出ますが、それにはまず中京競馬場で場外発売することが必要ですが・・・・・。)
この話は、先ほどの”日の長い夏”という開催時期の話とリンクすることでもあります。


話は前後しますが、最後は売り方の問題。
いまや本場発売以外にも、電話投票、インターネット投票など馬券販売方法は多岐に渡って広がってきました。
それでも、この人出の多い週末開催のメリットを最大限に生かすのは、人の集まる場所での場外発売でしょう。

場外発売。。。といえば、3月以降も続いた去年の笠松の日曜開催では、そういえば中京競馬場でも週末に場外発売していたような・・・・・。(記憶違いでしょうか?)
中央の最終レースが終わった後に、”まだこちらでは最終レースの発売をしておりま~す!”って叫んでいた係員がいた記憶があるのですが。。。。。

もしそれが事実ならば、そういうことです。
普段平日にしか売らない中京競馬場の場外発売所にて、週末も売るのです。

採算が合わない、場所が確保できない、そこまでやる意味がない・・・・・?
いろいろな、さまざまな、”そうはいってもなぁ~・・・”という理由はわかります。
それならいっそのこと、”中京競馬場の真ん前”か”名鉄の駅前”に場外発売所を作っちゃえばいいじゃない!?
まあそれは冗談にしても、ここではあくまで”本気で”週末のマーケットを狙うならば。。。という話ですから。
おこぼれでもなんでも、頂けるものは頂く。(笑)


結局のところ、できることから少しずつ、分かってきたことから少しずつです。
やってみたことに対して、改善、進歩があるのであれば、必ずそれは数字に結びついてくるものです。
そうでなければ、やはりどこか間違っているのです。

私はこれまで会社の兵隊?(悲)として、そう叩き込まれて来ましたが。。。(笑)



まあそこまで無理をするのならば、自前でナイター開催したほうがよほど簡単だとも思いますけど。
それでも設備投資、維持経費などを考えれば、難しいことであることは間違いないです。
でも、東京でできて名古屋でできないことはありません。
また名古屋のような大都市でできなければ、他の町でできるはずもありません。
その方向に、もはや考えるべき道筋はないのでしょうか?

毎年行われている夏の南関東のナイター競馬の場外発売や、今年の夏に行われた”名古屋競馬→大井競馬”の連続発売(ナイター夏祭り)などにも出かけましたが、私の見る限り、売り上げ増加にはさほど効果は無かったように思えます。
少しあとの競馬専門誌の紙面にも同様な悲観的な論評が書いてありました。

でも考えてもみれば、普段から南関東の競馬を購入している(私のような?)ファンが、名古屋にどれほどいるのでしょう?
普段から売らないものを、”さあ夜売りますから買いに来て下さい!”と言ってもそれは到底無理な話のように思えます。
逆に言えば、普段買わないものを、ナイターだからといって買うのでしょうか?
そこには、肝心な評点の食い違いがあるように思います。
ナイターはダメ。。。なのではなく、あれは名古屋での南関東競馬の集客度が低いと見るのが妥当だったのではないでしょうか?


まあ現実に、今のままの現状では~~~名古屋競馬にナイター開催はどう転んでどう捻ってみても、まずありえないことなのでしょうが。。。
悲しいかな、そこまでリスクを負えるほどの体力も信用もないでしょうし。


楽天さ~ん、ソフトバンクさ~ん、どうにかならないものなのでしょうかね~(笑)。
マーケットチャンスはありますよ!きっと!
大都市名古屋の競馬人口を冷静に考えれば。。。
JRAの負け組が、ゾロゾロと名古屋競馬場にリベンジに!?(爆)
でも、競馬ファンの心理って、そんなもんでしょう?

JRAとは”競合”ではなく、”共存”する方向で。。。




どちらにせよ私は仕事なんで、週末は、たとえナイター開催が実現したとしても競馬場には行けないんですよね~。(泣)
だから本心から言うと、私のような平日休みの人間は交流重賞も平日にやって欲しいくらいです。
それでも、名古屋競馬がもっと盛り上がってくれれば、そしてもっと売れてくれれば・・・・・、
”私の当たり馬券が少しは高配当になるような気がするのですが。。。(笑)”


それでは、また。





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