菊花賞の日。
咳、鼻水、痔、鼻血をおして京都へ。
重装備に薬携帯でなんとか歩いていた。
さすがGⅠの日だけあって凄い人の数。
座る場所すらままならなくて、フラフラのヘトヘト。
競馬初心者のエスコートもしなくてはならず、どうにも馬券どころではなかった。
まあ、楽しんでくれたみたいだから良かったが。
人間の密度としては、広さの関係からか大井の帝王賞あたりの方が混んでいるような気がするくらいで別段驚くことはなかったが、如何せん体調不良はどうにもならず、メインの菊花賞のあたりでは完全にグロッキー状態。
最後は、適当に福島、東京、京都の後6レース分の馬券をまとめて購入し、メディアホールの座席の席取り新聞を押し退けて、そこにずっと鎮座していた。
それだけ心と体は切羽詰まっていたのかも知れない。
幸いなことに元の座席の住人は帰って来なかったが、見渡して見ればメインのレース中に座っている人は半分以上ガラガラ。
それなら初めから席取りなんかするな・・・と怒りを覚えたりもする。
マナーの悪さはどこも同じか。。。
こちとら、フラフラで必死なのだ。
馬券の方は3レース的中も、トータルではたぶんわずかながらマイナス。
どうにも辛くて、最後まで細かい計算はしていないのだが。
それにしても、やはり荒れる福島。
穴狙いには面白い。
この日は、福島の馬券で何とか最後まで息ができた。
結局、何万円も3連単に注ぎ込んだ自分と、200円ずつ単勝を買っていた初心者チャンと、一日の収支が同じくらいだったのは、帰りの新幹線の笑えるネタとなった。
めでたし、めでたし・・・・・か?
この初心者チャンに、平日のどんこの話を振ってみた。
がしかし、そこまではしたくないとのこと。
どうやら、いまだにイメージとして、中央よりも地方競馬の敷居は高いようだ。
実際は全然そうではないのだが。
知っている人間からすれば、今やどんこの方が馬券は初心者向けのようにも思う。
むしろ中央よりも、地方競馬がそういった地域密着型の身近に感じられる競馬になるべきではなかろうか。
蛇足。