名古屋競馬では、東海ダービーシリーズも終わりました。
当週は全国の6つの地方競馬場において”ダービーウィーク”と銘打ち、各地で3歳馬による熱闘が繰り広げられました。
私の個人的な馬券としましては、3戦1勝。
ダービーということで、わりと各方面の事前情報が多かったわりには、結局的中したのは地元の東海ダービーのみ。
地方競馬の場合、予想は当たっても配当の関係から最後の買い目の部分でどうしても(絞るという)ギャンブルをしなければならず、今回はそのギャンブルという部分でツイていなかったということでしょうか?
毎度のことながら名古屋を始めとするローカル地方競馬では、JRAや南関東競馬と違って”勝ち馬予想”というよりも、レース毎の”券種の選び方”、”強弱のつけ方”、”絞り方”などの方に腐心することの方が断然多いです。
馬券収支においてプラスにするためのこの作業は、JRAや南関東競馬をやっていた頃にはなかったストレスを少なからず感じますね。
また収支のためとはいえ、それ(絞ること)により、そこで悔しい思いをすることも多いですから。
潤沢に資金があり”トり紙覚悟”で手広く買える余裕のある方ならば、また話は別なのでしょうが。。。
まあ、普段わからない競馬場のレース。
トータルでマイナスにならなかっただけで、今回はヨシとしましょうか?
また今回は、無理やりダービー6戦参戦も考えましたが、どうせわからない”当てズッポ”のムダ銭を使うより、比較的分かるレースに絞って大きく入れたほうが良いという判断のもと、結局3レースのみの参戦となりました。
私は地方競馬のために慈善事業をしているわけではありませんからね。
私の毎度名古屋競馬で使うお金がムダ銭かどうかは別として?(笑)、やはり海のモノか山のモノか分からないものには、せっかく働いて稼いだ貴重なお金をホイホイとは使えません。
無類のギャンブル好きか、地方競馬フリークのような方ならば、何をしたって馬券を買いたいと思うのでしょうが、全国のライトな客層(JRAのみの競馬ファンなど)に馬券を楽しんで買ってもらうためにはまだまだ今回は不十分だったのではないでしょうか?
私のような地方競馬ファンに馬券を買ってもらうには、どうしたら良いのか?良かったのか?
地方競馬の主催者の方々はよく考えていただきたいです。
今回、私は何も考えません。
あえてファンとしての立場を通します。
あえて世の中の仕組みに操られている側にいたいと思います。
今週は仕事も忙しかったですし、とてもそんなこと考えている余裕もなかったというのもあるのですが。(笑)
どうか私を楽しませてくれぇ~!・・・てか?(爆)
これは別に、私がこの企画に悪意を持ってイヤミや文句タレをしたいわけではなく、ただナチュラルにこの企画が、今回は私が馬券を買いたくなるほど心に響かなかったということだけです。
東京ダービー、東海ダービーは、ギャンブルだけでなく十分にレースも堪能しましたが。。。(^^)v
企画は素晴らしい。
では、次は??
もちろん、これからも地方競馬を応援したい気持ちは十分にあります。
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07年度第6回 名古屋競馬 データ
★ 今週のメインレース
8日(金)「東海ダービー(SPⅠ)」ダ1900m右・重
1着 マルヨフェニックス (尾島徹)4番人気
2着 ワイティタッチ (尾崎章)1番人気
3着 シンメイジョアー (丸野勝)2番人気
今年の東海公営の3歳クラシックの頂点を決めるレース。
突然の春の嵐が、このレースを微妙にスパイス的に演出しました。
レースはここ2走調子を崩していたマルヨフェニックスが、見事実力通りの力を発揮して優勝。
ウイニングラン時の尾島徹騎手の天に突き上げるようなガッツポーズは印象的でした。
このあとのジャパンダートダービーのことを考えれば、一番良い馬が勝ったのではないかと考えます。
この馬、まだこれでも本調子には至っていないものと思われます。
楽しみですね。
ワイティタッチは、少々馬場が影響しましたか?
展開は理想通り進められたように見受けられましたし、今回は運がなかったということでしょう。
シンメイジョアーに関しては、本来血統的にもマイルまでと考えられている馬。
このオープンの1900m戦3着は、この馬にとって大きな収穫であったように思います。
★ 今週のC-1特別
8日(金)「アカンサス特別」ダ1400m右・良
1着 シンメイシロフネ (今井貴)1番人気
2着 シャイニングダイヤ (倉地学)3番人気
3着 ゼンシンハヤト (戸部尚)4番人気
一番人気のシンメイシロフネが、新人今井貴大騎手の腕に導かれて見事勝ちました。
この馬、相当に強いです。
最後シャイニングダイヤに迫られましたが、着差以上に強さを感じさせるレースでした。
今後、さらに注目ですね。
この馬を積極的に負かしにいったフジノトモエが最後脚がなくなり惨敗した以外は、ほぼ順当な結果でした。
レースを盛り上げたフジノトモエの大畑騎手に拍手!
★ 今週一番荒れたレース(3連単)
7日(木)第9R「B-9組」ダ1400m右・良
1着 サンデープリティー (加藤誓)6番人気
2着 バトルバーズアイ (戸部尚)3番人気
3着 アタリヤ (今井貴)7番人気
3連単配当 425280円
加藤誓二騎手、やっちゃってくれちゃいましたね。
先行する各馬が競り合う中、落ち着いた後方待機策から最後の直線で全馬をブッコ抜きました。
この加藤騎手、人気のあるときはなかなか来ないのですが・・・。(笑)
ベテランの競馬オヤジ達が、一番嫌いなタイプですね。(爆)
このレースに関しては、ベリーナイスな好騎乗でありました。
★ 今週一番着差がついたレース(1番強かった馬?)
8日(金)第8R「B-11組」ダ1600m右・良
1着 カモンネイチャ (吉田稔) 1:44.6
2着 ロージーマイコ (小山信)(8馬身差)
3着 ラトナラジュ (清家義)(6馬身差)
今週の名古屋競馬のレースでは、8馬身差が最大着差でした。
実はもうひとつ8馬身差がついたレースがあるのですが(水曜5Rチョウカイファイト)、レースの印象度では断然こちらでしたので、このレースを選びました。
なにせこのカモンネイチャ、スタートからただ一頭だけ、馬群の一番大外をずぅ~っと回ってきて最後は”突き放す”この強さ!
笑っちゃうくらい。。。です。
一頭だけ、競馬をしてきたというより他の馬の邪魔にならないようにコースを回ってきただけ・・・という感じでした。
鞍上の吉田稔騎手のこの馬の力を見切ってレースを進めた感覚も素晴らしい。
そういえばこの馬、元々は山本茜騎手のお手馬です。
茜ちゃん、早く帰ってこぉ~い!
★ 今週一番手に汗握ったレース(大混戦?)
7日(木)第8R「C-8組選抜」ダ1400m右・良
1着 サクラフーガ (戸部尚) 1:31.8
2着 バブルケット (柴田直)(アタマ)
3着 デュアルモード (丸野勝)(3/4馬身差)
先のカモンネイチャのレースとは一転、このレースはまさに大混戦。
バラバラ・・バラ・・とゴール板通り過ぎたそのレースと、この一瞬でほとんどの馬がゴール板を過ぎるこのレースを比べて見てみると面白いです。
名古屋のレースでは珍しい、最後の直線を向いてもまだどの馬が勝つのか分からないような面白い接戦レースでした。
3~4コーナーでは、まだ7~8頭が一団でワイワイガヤガヤ!?
さすがC-8組の選抜戦!?
★ 今週のリーディングジョッキー
<丸野勝虎> 6勝
今開催から岡部誠騎手がマカオ遠征、はたまた安部幸夫騎手がケガで欠場と、名古屋のリーディングを争うトップジョッキー2人がいない状況で、今週のジョッキーの星取り合戦は一体どうなってしまうのか興味津々の週でした。
そんな中やはり今週のリーディングに輝いたのは、この2人を追いかける1000勝ジョッキー丸野勝虎騎手で、ソツなく6勝を挙げました。
それに続いたのが、吉田稔騎手5勝、宇都騎手5勝。
現在のトップジョッキー2人がいなくなっても、勢力図は全く変わらないということですね。
それでも今週は、48鞍中で18人が勝利を挙げたということからも、少なくとも岡部、安部両騎手の勝ち鞍が、同等に下位ジョッキーにバラバラと分散されたという結果が残りました。
★ 今週の注目騎手の成績
<山本茜騎手>
0戦 0勝
<勝 率> 0.0%
<連対率> 0.0%
<複勝率> 0.0%
<今井貴大騎手>
21戦 1勝
<勝 率> 4.7%
<連対率> 4.7%
<複勝率> 19.0%
今井貴大騎手は、どうやら思い切った”逃げ”がトレードマークとして定着しつつあるように思います。
積極的で思い切った騎乗は、将来有望な証し。
このまま期待通りに大きくなって頂きたいです。
そういえばこの今井騎手、”おさる”こと加藤誓二騎手のブログによく登場(記事&写真も?)しています。
どうやら加藤騎手は、この今井騎手のアニキ分のようなもの?
加藤誓二騎手は、セントレア様のブログ(地方競馬のたどる道)にもよく登場しますし、次開催は少し注目してみようかと思っています。
でも、加藤誓二騎手が”おさる”なら、今井貴大騎手は”小ザル”?
”加藤誓二VS今井貴大”、モンキー兄弟対決に!次開催、注目あれ!
なんて。。。冗談です。。。(ファンの方、ゴメンなさい。)(笑)
★ 雑感
今開催で強烈にその強さが一番印象に残った馬は、先程述べた金曜8Rで大差勝ちしたカモンネイチャなのですが、その他にも水曜5Rで勝った角田厩舎のチョウカイファイト、火曜日1Rに勝ったメモリーアパティアなども着差以上に強い勝ち方であったように思います。
また、丸野勝虎騎手期待のタイガトルネード、宮下瞳騎手期待のメイショウトロットも今週は順当に勝ち・・・、相当の器のように感じました。
これらの馬は、次走にも期待ですね。
ちなみに、今開催48レースの平均単勝配当は622円、3連単配当の平均は30692円でした。
意外と高い!?
毎度人気になって勝つ岡部騎手、安部騎手の2人がいなかったせいですかね?
それでも、グーンと平均金額を引き上げているレースが1~2レースあるので、そんな異常なレースを除けば、まあいつも通りというところですかね。
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次開催は、6月19日より変則開催の”パールシリーズ”です。
それでは、また。