月が綺麗な夜だ。
空が澄んでいる。
これが田舎へ行ったら、
たぶん満天の星空に見えるのだろう。
でも、この頭の上に広がる空は、
まるで月が主人公のようだ。
静かだ。
落着く。
慌ただしい今日も終わった。
家へ入ればまた別の顔。
ここのところずっと、ここが私の安息の地だ。
カーラジオをつける。
ブラジルからの便り。
あちらは現在、30度を超える真昼の暑さらしい。
ふいにそんな情景が浮かび、人の息遣いを感じる。
でも冬の寒空を見上げながら、
カーニバルの話題とはいかがなものか。
謝肉祭。
澄んだ月は、道化の仮面。
漆黒の空に明るく浮かぶ。
暗い夜道をぼんやり照らす。
真昼の太陽の下では見えないものが、
見えるような気がする、そんな月空。
愛すべくそこにある、そんな世界の裏の顔。
今ここから見える空は、たぶんここにしかない。
今ここから見える月は、たぶん今しか見えない。
そう思って、
そう思えて、
私は月空の道を歩くことにした。
私が家路につくのには十分な明るさだ。
もったいないくらいに、
月が綺麗な夜。
空が澄んでいる。
これが田舎へ行ったら、
たぶん満天の星空に見えるのだろう。
でも、この頭の上に広がる空は、
まるで月が主人公のようだ。
静かだ。
落着く。
慌ただしい今日も終わった。
家へ入ればまた別の顔。
ここのところずっと、ここが私の安息の地だ。
カーラジオをつける。
ブラジルからの便り。
あちらは現在、30度を超える真昼の暑さらしい。
ふいにそんな情景が浮かび、人の息遣いを感じる。
でも冬の寒空を見上げながら、
カーニバルの話題とはいかがなものか。
謝肉祭。
澄んだ月は、道化の仮面。
漆黒の空に明るく浮かぶ。
暗い夜道をぼんやり照らす。
真昼の太陽の下では見えないものが、
見えるような気がする、そんな月空。
愛すべくそこにある、そんな世界の裏の顔。
今ここから見える空は、たぶんここにしかない。
今ここから見える月は、たぶん今しか見えない。
そう思って、
そう思えて、
私は月空の道を歩くことにした。
私が家路につくのには十分な明るさだ。
もったいないくらいに、
月が綺麗な夜。