今日まもなく与野党攻防の末にようやく安保法案が参院本会議で可決され法案成立となりそうである。
安保法案に反対している人たちの多くは、法案の中味(集団的自衛権の行使)に反対しているというよりは、集団的自衛権の行使が日本国憲法に違反するからという理由で反対している。 一方法案賛成派は、少し無理なことは承知の上で憲法解釈を変更してまで集団的自衛権法案を成立させようとしている。
私は反対派の言っていることが正しいと考える。 安倍首相が言うように集団的自衛権を行使できることが日本の平和と安全を守るためにどうしても必要であれば、手順を踏んで日本国憲法を変更すべきである。 憲法解釈だけで逃げようとするから猛反対を食らうことになる。 私は、今回の安保法案が野党の反対によって廃案になってしまうことにより、憲法改正論議が巻き起きることを期待していたが、また裏口を使ってしまった。 またというのは前例があるからで、私は、個別的自衛権ですら憲法上認められてはいないと思う。
そもそも日本国憲法は、終戦後GHQのケーディス大佐、ハッシー中佐、ラウエル中佐のハーバード3人組がわずか9日間で草案を作成しそれがそのまま日本国憲法になったといわれている。 きっと優秀な人たちだったのでしょう。 1947年に公布されてからすでに70年近く経つというのにいまだに日本人によって信奉されている日本国憲法のオリジナルは当然英語で書かれています。 その翻訳文が、「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し・・・・・・ ・・・・・・日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」 の前文で始まるあれです。
「We, the Japanese people, acting through our duly elected representatives in the National Diet,・・・・・・・・・
We, the Japanese people, pledge our national honor to accomplish these high ideals and purposes with all our resources.」
前文の冒頭から嘘ですね。 だってWe, the Japanese peopleと書いているのは、実はアメリカ人ですからね。(笑)
戦争で勝利したアメリカ人に押し付けられた憲法だから無効だというつもりはありません。 70年近く日本人はこの平和憲法を信奉してきたわけですからその生まれはともかく日本人によってすでに認知されたと考えるべきです。 ただし平和憲法は神聖にして侵すべからずみたいな考え方は変えた方がいいと思う。 日本国憲法が生まれた頃と今では時代が違う。日本を取り巻く環境も大きく変わっている。 少なくとも今すぐにでも変更すべき箇所は、前文のつぎのくだり。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
少し怪しげな日本語であるが、オリジナルの英文を読む方がよく分かる。we have determined to rely for our security and survival upon the justice and good faith of the peace-loving peoples of the world.
なんという楽観主義というか無責任というか開いた口がふさがりません。 まあここでいう日本国民 we は、本当はアメリカ人ですから無責任なことが言えるのでしょう。 この前文に対応する条文があの9条 戦争の放棄です。
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
ここまではいいとしても、次のような第3項の規定が必要です。 前2項の規定にもかかわらず自衛のための戦争と戦力はこれを排除しない。
いかがでしょうか?
安保法案に反対している人たちの多くは、法案の中味(集団的自衛権の行使)に反対しているというよりは、集団的自衛権の行使が日本国憲法に違反するからという理由で反対している。 一方法案賛成派は、少し無理なことは承知の上で憲法解釈を変更してまで集団的自衛権法案を成立させようとしている。
私は反対派の言っていることが正しいと考える。 安倍首相が言うように集団的自衛権を行使できることが日本の平和と安全を守るためにどうしても必要であれば、手順を踏んで日本国憲法を変更すべきである。 憲法解釈だけで逃げようとするから猛反対を食らうことになる。 私は、今回の安保法案が野党の反対によって廃案になってしまうことにより、憲法改正論議が巻き起きることを期待していたが、また裏口を使ってしまった。 またというのは前例があるからで、私は、個別的自衛権ですら憲法上認められてはいないと思う。
そもそも日本国憲法は、終戦後GHQのケーディス大佐、ハッシー中佐、ラウエル中佐のハーバード3人組がわずか9日間で草案を作成しそれがそのまま日本国憲法になったといわれている。 きっと優秀な人たちだったのでしょう。 1947年に公布されてからすでに70年近く経つというのにいまだに日本人によって信奉されている日本国憲法のオリジナルは当然英語で書かれています。 その翻訳文が、「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し・・・・・・ ・・・・・・日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」 の前文で始まるあれです。
「We, the Japanese people, acting through our duly elected representatives in the National Diet,・・・・・・・・・
We, the Japanese people, pledge our national honor to accomplish these high ideals and purposes with all our resources.」
前文の冒頭から嘘ですね。 だってWe, the Japanese peopleと書いているのは、実はアメリカ人ですからね。(笑)
戦争で勝利したアメリカ人に押し付けられた憲法だから無効だというつもりはありません。 70年近く日本人はこの平和憲法を信奉してきたわけですからその生まれはともかく日本人によってすでに認知されたと考えるべきです。 ただし平和憲法は神聖にして侵すべからずみたいな考え方は変えた方がいいと思う。 日本国憲法が生まれた頃と今では時代が違う。日本を取り巻く環境も大きく変わっている。 少なくとも今すぐにでも変更すべき箇所は、前文のつぎのくだり。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
少し怪しげな日本語であるが、オリジナルの英文を読む方がよく分かる。we have determined to rely for our security and survival upon the justice and good faith of the peace-loving peoples of the world.
なんという楽観主義というか無責任というか開いた口がふさがりません。 まあここでいう日本国民 we は、本当はアメリカ人ですから無責任なことが言えるのでしょう。 この前文に対応する条文があの9条 戦争の放棄です。
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
ここまではいいとしても、次のような第3項の規定が必要です。 前2項の規定にもかかわらず自衛のための戦争と戦力はこれを排除しない。
いかがでしょうか?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます