11月はブルーインパルスを見に行くのが恒例となりつつある。
今年は百里基地が50周年というので、
入間基地ではなく百里基地へ行ってみることにした。
入間基地は駅から歩いて行ける距離だけれど、
百里基地はそんな便利な位置にはない。
最寄駅の石岡駅から車で約50分。
でもそれは通常の所要時間であって、
航空祭が開催される日、特に今回のようにブルーインパルスが展示飛行するとなると、
混雑はハンパない。
事前に調べてみたら、アメリカ空軍のアクロバット飛行チーム:サンダーバードが来た時などは
駅から6時間もかかったという記事を読んだ。
そこまではないだろうけれど、1時間では済まないと覚悟はして行った。
それとは別に、天気予報で曇りのち雨となっていたのがもう1つの心配事だった。
ブルーインパルスの展示飛行は雨天中止となる。
早朝5時17分の最寄駅発の電車に乗るため、
昨日の京都と同じく4時半起き。
途中で電車内待ち合わせのマフままとなび姉さんと合流し、
石岡駅に到着したのは7時過ぎ。
ポツポツと雨を感じ、路面が濡れているのを気にしながらシャトルバスに乗り込んだ。
途中までバスは順調に進んでいたが、田んぼが広がる片側1車線の道路に入って間もなく、
急にどん詰まった。
遮るものがあまりない風景の中、狭い道路に延々と続く車の列。
あちゃ~~やっぱり~!
すると斜め後ろに座る、茨城弁全開のおっちゃんが、
「いやぁ~あの信号を越えるとすんなり動くんだけどなぁ。」というのが聞こえた。
そうか、あの信号か。あれさえ抜ければ進むんだな?と期待した。
車内でじっと我慢。
でも9時を過ぎると、飛行機の爆音がバスの天井越しに聞こえてくる。
待ちきれずにバスを降りて歩く人も出てきた。
茨城弁のおっちゃんは隣の席に座るおにーさんに話しかけている。
「こっから先、まだ4kmあんだべ。歩ってると1時間かかるよな。」
さらにおっちゃんのおしゃべりは続く。
「あそこの信号を抜けさえすればいいんだべ。バスの方が速いんだから。
あとで(バスを降りたことを)後悔すっから。今に見てろ~!」
ワタシはもう、このおっちゃんの子供のような発言におかしくて仕方なかった。
それでもバスはなかなか進まない。
飛行機の爆音は響く。
おっちゃんはあれはファントムだの、○○部隊だのと解説を始めた。
隣席のおにーさんもなかなか詳しいらしく、ちゃんとおっちゃんの話に付いていけている。
ようやく、おっちゃんの言う信号を抜けた。
でも、まだまだ動かない。
まだ先の信号だったみたい・・・。
その信号まであと少しのところに来ると、おっちゃんは焦りもあって、
「(信号が)赤でも関係なく横から入ってくっべ。あれだから進まねんだべ。ほら、な、赤なのに入ってくっべ。」
もう、おっちゃんのおしゃべりが面白くって、バスが動かないイライラは感じなくなっていた。
ありがとう!おっちゃん!
シャトルバスは一般車とは違い、基地に一番近い駐車場で下車できる。
おっちゃんはバスがそのポイントに来ると誇らしげに、
「ほら、な、ここはシャトルバスしか入んねんだ。観光バスも入れねんだ。」と嬉しそうに言った。
ようやく基地に着いたのは、バスに乗ってから約2時間半後。
ブルーインパルスの展示飛行時間11時にぎりぎり間に合った。
バスを降りてから、「おじさん、解説ありがと~。おじさん詳しいんですね。」と話しかけたら
「俺は航空自衛隊にいたんだ。」と、にこやかに少年のような笑顔で応えてくれた。
OBかいっ!
初めての百里基地。
OBおっちゃんのおかげで、ファーストコンタクトからなかなか印象的。
入間より広いせいなのか?人の密度がまばらなので、見物客は少なく感じた。
でも、やっぱりブルーインパルスの周りには人が群がっていて
なかなかそばには寄れない。
スマホをかざしてようやく写真を撮れる状況。
すると、後ろで子供を肩車しているお父さんが、子供に話しかけている声が聞こえた。
「飛行機のそばにいる人、動いてる?」
お父さんはかなりのリピーターらしく、自分の目で見えてなくても発進準備の一連が頭に入っているようで、
肩車されている子供に様子を確認していた。
お父さん:「手はどんなふうにしてる?_」
男の子:「飛行機の鼻んとこがぴかぴか光ったぁ~っ!」
ワタシは親子の会話を聞きながら、表現がかわいい子だな~と感心しながら、
その子のお父さんの解説の流れでブルーインパルスが動き出すのを待っていた。
そしていよいよ、滑走路に向かう機体がすぐ近くを通った。
パイロットは観客にも愛想よく挨拶をしてくれた。
これから極限の飛行に向かうのに、だ。
曇り空の中、今日はスモークで絵は描かないらしい。
でも、見事な編隊飛行。
横一列の編隊飛行は、パイロットは横向きのまま操縦桿を握っているとの解説があった。
自転車でちょっとわき見をしただけでハンドルがぐらつくワタシにとって、
もう、これだけで、十分アクロバットだわ~。
「ブルーインパルスより皆様へ、一足早いクリスマスプレゼントです。」とアナウンスされた、
ライトをつけてのツリーの演出。
クリスマスツリーのフォーメーション。
飛行が難しい曇り空の中、飛んでくれてありがとう~。
ブルーインパルス、また見に行こうっと!
すべての展示が終了し、基地内の出店を見ながら
走月へのお土産も買って、
シャトルバス乗り場へ向かった。
2016と入ったブルーインパルスのステッカーを購入したのは、
2016はつんちゃがお空へ旅立った年だから。
ね・・・走月。
今年は百里基地が50周年というので、
入間基地ではなく百里基地へ行ってみることにした。
入間基地は駅から歩いて行ける距離だけれど、
百里基地はそんな便利な位置にはない。
最寄駅の石岡駅から車で約50分。
でもそれは通常の所要時間であって、
航空祭が開催される日、特に今回のようにブルーインパルスが展示飛行するとなると、
混雑はハンパない。
事前に調べてみたら、アメリカ空軍のアクロバット飛行チーム:サンダーバードが来た時などは
駅から6時間もかかったという記事を読んだ。
そこまではないだろうけれど、1時間では済まないと覚悟はして行った。
それとは別に、天気予報で曇りのち雨となっていたのがもう1つの心配事だった。
ブルーインパルスの展示飛行は雨天中止となる。
早朝5時17分の最寄駅発の電車に乗るため、
昨日の京都と同じく4時半起き。
途中で電車内待ち合わせのマフままとなび姉さんと合流し、
石岡駅に到着したのは7時過ぎ。
ポツポツと雨を感じ、路面が濡れているのを気にしながらシャトルバスに乗り込んだ。
途中までバスは順調に進んでいたが、田んぼが広がる片側1車線の道路に入って間もなく、
急にどん詰まった。
遮るものがあまりない風景の中、狭い道路に延々と続く車の列。
あちゃ~~やっぱり~!
すると斜め後ろに座る、茨城弁全開のおっちゃんが、
「いやぁ~あの信号を越えるとすんなり動くんだけどなぁ。」というのが聞こえた。
そうか、あの信号か。あれさえ抜ければ進むんだな?と期待した。
車内でじっと我慢。
でも9時を過ぎると、飛行機の爆音がバスの天井越しに聞こえてくる。
待ちきれずにバスを降りて歩く人も出てきた。
茨城弁のおっちゃんは隣の席に座るおにーさんに話しかけている。
「こっから先、まだ4kmあんだべ。歩ってると1時間かかるよな。」
さらにおっちゃんのおしゃべりは続く。
「あそこの信号を抜けさえすればいいんだべ。バスの方が速いんだから。
あとで(バスを降りたことを)後悔すっから。今に見てろ~!」
ワタシはもう、このおっちゃんの子供のような発言におかしくて仕方なかった。
それでもバスはなかなか進まない。
飛行機の爆音は響く。
おっちゃんはあれはファントムだの、○○部隊だのと解説を始めた。
隣席のおにーさんもなかなか詳しいらしく、ちゃんとおっちゃんの話に付いていけている。
ようやく、おっちゃんの言う信号を抜けた。
でも、まだまだ動かない。
まだ先の信号だったみたい・・・。
その信号まであと少しのところに来ると、おっちゃんは焦りもあって、
「(信号が)赤でも関係なく横から入ってくっべ。あれだから進まねんだべ。ほら、な、赤なのに入ってくっべ。」
もう、おっちゃんのおしゃべりが面白くって、バスが動かないイライラは感じなくなっていた。
ありがとう!おっちゃん!
シャトルバスは一般車とは違い、基地に一番近い駐車場で下車できる。
おっちゃんはバスがそのポイントに来ると誇らしげに、
「ほら、な、ここはシャトルバスしか入んねんだ。観光バスも入れねんだ。」と嬉しそうに言った。
ようやく基地に着いたのは、バスに乗ってから約2時間半後。
ブルーインパルスの展示飛行時間11時にぎりぎり間に合った。
バスを降りてから、「おじさん、解説ありがと~。おじさん詳しいんですね。」と話しかけたら
「俺は航空自衛隊にいたんだ。」と、にこやかに少年のような笑顔で応えてくれた。
OBかいっ!
初めての百里基地。
OBおっちゃんのおかげで、ファーストコンタクトからなかなか印象的。
入間より広いせいなのか?人の密度がまばらなので、見物客は少なく感じた。
でも、やっぱりブルーインパルスの周りには人が群がっていて
なかなかそばには寄れない。
スマホをかざしてようやく写真を撮れる状況。
すると、後ろで子供を肩車しているお父さんが、子供に話しかけている声が聞こえた。
「飛行機のそばにいる人、動いてる?」
お父さんはかなりのリピーターらしく、自分の目で見えてなくても発進準備の一連が頭に入っているようで、
肩車されている子供に様子を確認していた。
お父さん:「手はどんなふうにしてる?_」
男の子:「飛行機の鼻んとこがぴかぴか光ったぁ~っ!」
ワタシは親子の会話を聞きながら、表現がかわいい子だな~と感心しながら、
その子のお父さんの解説の流れでブルーインパルスが動き出すのを待っていた。
そしていよいよ、滑走路に向かう機体がすぐ近くを通った。
パイロットは観客にも愛想よく挨拶をしてくれた。
これから極限の飛行に向かうのに、だ。
曇り空の中、今日はスモークで絵は描かないらしい。
でも、見事な編隊飛行。
横一列の編隊飛行は、パイロットは横向きのまま操縦桿を握っているとの解説があった。
自転車でちょっとわき見をしただけでハンドルがぐらつくワタシにとって、
もう、これだけで、十分アクロバットだわ~。
「ブルーインパルスより皆様へ、一足早いクリスマスプレゼントです。」とアナウンスされた、
ライトをつけてのツリーの演出。
クリスマスツリーのフォーメーション。
飛行が難しい曇り空の中、飛んでくれてありがとう~。
ブルーインパルス、また見に行こうっと!
すべての展示が終了し、基地内の出店を見ながら
走月へのお土産も買って、
シャトルバス乗り場へ向かった。
2016と入ったブルーインパルスのステッカーを購入したのは、
2016はつんちゃがお空へ旅立った年だから。
ね・・・走月。