当初の予報に反して3日も降り続いた冷たい雨。
そして昨夜遅くに電話が鳴った。
母が取り次いだ電話の相手の名前を聞いたとき、
その用件を瞬時に察したのだが、
アレンお兄ちゃんの落ち着いた声が
その不安を否定してくれるものと期待した。
告げられるまでは信じたくなかった。
アレンままの訃報だった。
入院されてから、1度もお見舞いに伺うことができないまま、
お別れしなければならなかったことが残念でならない。
アレンままは、辛い姿を見られたくなかったかもしれない。
だから、独りで闘っていたのかもしれない。
そう思おうとしても、やっぱりもうあの笑顔に会えないと思うと、
悲しくてやりきれない。
いつも穏やかで優しい微笑をみんなに注いでくれたアレンまま。
暖かで、柔らかで、愛情に溢れた笑顔でみんなを包んでくれた。
取り分け、ワタシはアレンままがアレンを見つめる姿が大好きだった。
本当に愛しそうにアレンを見つめるその目は、
とても幸福そうに見えた。
ほんの2ヶ月前までは、
なんの疑いもなくその幸福は揺ぎ無いものと思っていた。
その心の奥に、命の重さが秘められていたなんて知る由もなかった。
自分のことは後回し、いつもまわりへの心配りを優先させていた人。
何より一番気がかりだったのはアレンのことだっただろう。
病床にあって、会うことの叶わない日々を、
どれほど辛い思いで過ごされていたかと思うと、
その苦悩は察するに余りある。
意識が朦朧とする中でも、最後まで「アレン」の名を口にしていたと伺った。
その事実がアレンままのアレンへの思いの全てを表している。
どれほど強く、どれほど深く、アレンを愛していたことだろう。
今朝、アレン家へ伺った。
安らかな、生前の面影そのままの優しい微笑を湛えて眠っている、
その胸元に大きな大きなアレンの写真が置かれていた。
枕元やその傍らにも、アレンの大きな写真が寄り添っていた。
いっぱいのアレンに囲まれて、アレンままは幸せそうだった。
やっと、思い切りアレンを抱きしめられたって思っているのかもしれない。
今は痛みや苦しみから解き放たれて、
ひとっ飛でアレンに会いに行っているかもしれない。
ママっ子のアレン。
甘えん坊のアレン。
きっとこれからは、ママがずぅ~~っと傍についていてくれるよ。
だから、みんなのいる”犬毛海岸”へ帰って来てね。
アレンぱぱが約束してくれた。
きっと呼び戻しますって。
”犬毛海岸”のドッグランでは、
いつも優しい笑顔でみんなを見つめてくれていたアレンまま。
これからは、みんなのことがより良く見渡せる高い場所から、
アレンをはじめ、みんなのことを変わらない優しい微笑で見守ってくれるだろう。
アレンままの笑顔は、
アレンままがそこに居なくても、
いつも「そこに在る」のだ。
アレンままのアレンへの愛情は消えてなくなったりしない。
ずぅ~~っとアレンの傍に、「そこに在る」のだ。
だから、アレンが”犬毛海岸”に復帰する時、
アレンままも一緒にみんなの元へ帰ってきてくれるのだと思う。
そのときは、アレンままには適わないけれど、
みんなの最高の笑顔でアレンとアレン一家を迎えるからね。
でも今は・・・。
どんなに言葉を並べても、
今、この悲しみの中から出ることはできない。
一日中、涙が止まらない。
アレンまま、笑わないでね、
ワタシはやっぱり悲しいのです。
どうしようもない悲しみでいっぱいです。
そして昨夜遅くに電話が鳴った。
母が取り次いだ電話の相手の名前を聞いたとき、
その用件を瞬時に察したのだが、
アレンお兄ちゃんの落ち着いた声が
その不安を否定してくれるものと期待した。
告げられるまでは信じたくなかった。
アレンままの訃報だった。
入院されてから、1度もお見舞いに伺うことができないまま、
お別れしなければならなかったことが残念でならない。
アレンままは、辛い姿を見られたくなかったかもしれない。
だから、独りで闘っていたのかもしれない。
そう思おうとしても、やっぱりもうあの笑顔に会えないと思うと、
悲しくてやりきれない。
いつも穏やかで優しい微笑をみんなに注いでくれたアレンまま。
暖かで、柔らかで、愛情に溢れた笑顔でみんなを包んでくれた。
取り分け、ワタシはアレンままがアレンを見つめる姿が大好きだった。
本当に愛しそうにアレンを見つめるその目は、
とても幸福そうに見えた。
ほんの2ヶ月前までは、
なんの疑いもなくその幸福は揺ぎ無いものと思っていた。
その心の奥に、命の重さが秘められていたなんて知る由もなかった。
自分のことは後回し、いつもまわりへの心配りを優先させていた人。
何より一番気がかりだったのはアレンのことだっただろう。
病床にあって、会うことの叶わない日々を、
どれほど辛い思いで過ごされていたかと思うと、
その苦悩は察するに余りある。
意識が朦朧とする中でも、最後まで「アレン」の名を口にしていたと伺った。
その事実がアレンままのアレンへの思いの全てを表している。
どれほど強く、どれほど深く、アレンを愛していたことだろう。
今朝、アレン家へ伺った。
安らかな、生前の面影そのままの優しい微笑を湛えて眠っている、
その胸元に大きな大きなアレンの写真が置かれていた。
枕元やその傍らにも、アレンの大きな写真が寄り添っていた。
いっぱいのアレンに囲まれて、アレンままは幸せそうだった。
やっと、思い切りアレンを抱きしめられたって思っているのかもしれない。
今は痛みや苦しみから解き放たれて、
ひとっ飛でアレンに会いに行っているかもしれない。
ママっ子のアレン。
甘えん坊のアレン。
きっとこれからは、ママがずぅ~~っと傍についていてくれるよ。
だから、みんなのいる”犬毛海岸”へ帰って来てね。
アレンぱぱが約束してくれた。
きっと呼び戻しますって。
”犬毛海岸”のドッグランでは、
いつも優しい笑顔でみんなを見つめてくれていたアレンまま。
これからは、みんなのことがより良く見渡せる高い場所から、
アレンをはじめ、みんなのことを変わらない優しい微笑で見守ってくれるだろう。
アレンままの笑顔は、
アレンままがそこに居なくても、
いつも「そこに在る」のだ。
アレンままのアレンへの愛情は消えてなくなったりしない。
ずぅ~~っとアレンの傍に、「そこに在る」のだ。
だから、アレンが”犬毛海岸”に復帰する時、
アレンままも一緒にみんなの元へ帰ってきてくれるのだと思う。
そのときは、アレンままには適わないけれど、
みんなの最高の笑顔でアレンとアレン一家を迎えるからね。
でも今は・・・。
どんなに言葉を並べても、
今、この悲しみの中から出ることはできない。
一日中、涙が止まらない。
アレンまま、笑わないでね、
ワタシはやっぱり悲しいのです。
どうしようもない悲しみでいっぱいです。