”すごい集中力だなあ”と野球解説の岩本勉氏が感嘆した。日本ハムの 7 番打者渡邉諒選手への賛辞である。
8 月 8 日(土)札幌ドーム 西武VS.日本ハム第 8 戦 6-2西武リードの7回裏。
逆転劇はツーアウトから始まった。1番西川を一塁に置き2番杉谷の一打はライトに飛んだ。これを突っ込みすぎた西武右翼手が後逸し、さらにカバーに回った中堅手も後逸した。
ここで1点が入り、打者杉谷は3塁に達した。続く3番近藤が三遊間を鋭く抜くヒットで杉谷を還し2点、さらに4番中田が2塁打を放って近藤を還し3点。5番大田四球、6番横尾内野安打で二死満塁となった。
ここで、投手はギャレットに代わる。今年米大リーグレンジャーズから移籍した快速投手だ。西武森捕手は162キロを最速とする直球を立て続けに要求した。
7番渡邉はたじたじとなりながらも一球一球とファウルで粘り9球目まで来た。
そして、「今度こそ」と投げ込んだ160キロを超す直球をレフト前に打ち返し2者を還したのだ!
日本ハム7-6西武!
8回表西武は二死満塁と攻め立てたが、リリーフの玉井投手が抑えきり、この試合は日本ハムの勝利となり、通算成績を21勝20敗2分とし、渡邉諒選手には「直球破壊王子」の名が呈せられた。
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