空梅雨からの蒸し蒸しの夏。
仕事へ向かう途中、マスクを忘れ戻る。
出直すも暑いアスファルトの熱気で頭がボーッとし転ぶ。
なんとも心が萎れてゆく。
ため息ついて暑い地面に手をつき起きあがる。
カコカコカコカコ
うつむき下駄をみつめゆっくり歩いた。
少し歩いて私は幸運をみつけた。
足もとに「希望の星」ではなかろうか。
どうやら北国から遥々この暑い地へ届いたようだ。
私のこんな日の萎れる心にも希望の星が届き、見つけることができた。
よっしゃっ!
要は私は単純なのだ。
3度目の出直しなんちメゲるもんね。