月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

去年今日

2010年12月21日 22時02分36秒 | 仏々相念(住職日記)

同じひと時が・・・

 

悲しいご縁に遇うと優しくなれます。

忘れている大切なことに出遇うから・・・

 

大切に生きろ!・・・

 

今日も悲しいご縁に遇わせていただき夜遅く帰宅すると三門に坊守が立って待ってくれていました。

ご縁が重なったために坊守に一件お願いしたことですが、丁度坊守も帰ったところだったのです。

嬉しいことです、ここで待ってくれているおはたらき・・・

二人で暫く境内に立ち雨上がりのきれいなまんまるお月さま眺めたことです。

 

去年の今日も同じひと時だったのです・・・

最近ブログ書く前に、去年の今日どんなこと書いてんだろうって読むのですが、

疲れきって帰ってきた私を娘を連れて帰った坊守が三門に立って待ってくれていたのです。

 

今も変わらずそのおはたらきのなかに命あることに感謝・・・

今も変わらず優しい微笑みのなかに人生あることに涙・・・


雨あがりのお月様のはなし

2010年12月21日 20時54分16秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

今日は三年ぶりの皆既月食でした……が、その時間はちょうど雨降りでした。
残念…

まんまる明るいお月様を地球の影で隠してしまう皆既月食…
見えなくても、確かにそこにお月様はあるんですね。

厚い雨雲の向こうにも、確かにお月様はあるんですね。

目に見えるものだけがすべてでない世界を知らせていただきます。

お通夜のご縁の帰り道、すっかり雨があがった空に、清かに清かにまんまる明るいお月様が照っていました。

あら…境内にできた水たまりの中にも、まんまる明るいお月様が映っています。

ようこそ、雨あがりのお月様。