中村 航さんの恋愛小説は、ハッピーエンドでもなく、破局でもなく、淡々としていますが、若い男女の心の機微がよく描かれていると思います。昨年末から始まった、『恋愛小説』の読書は、この本でいったん終了にします。それなりに楽しい読書期間でした。