どんな仕事でも楽な仕事はありませんが、バスの運行はミスが許されない過酷な仕事です。何台ものドライブレコーダーで、車外だけでなく車内の様子や乗客との会話も全て録音されているのは、監視されているようで嫌ですね。この本の著者は、小さい頃から『乗り物の運転手になりたい』という夢を持っていて、学校の教師を辞めてバスドライバーになったのですが、怪我や病気や保身のための嘘がばれて、結局退職してしまいます。このシリーズで一番悲しい結末かもしれません。