私のホテルは朝ごはんが付いていませんから、
いつもの屋台街に行こうと思ったら、
日曜日のためか休みです。
そこで、仕方なく、別のお店を探しました。
けっこうお客さんが入っています。
魯肉飯と肉団子スープを頼みました。
しばらくすると、
隣に座っていたオヤジが日本語で話しかけてきます。
『これ(ザーサイ)おいしいぞ』
っと言って、頼みもしないのに、お店の棚から勝手に私のテーブルに持ってきました。
棚から持ってきたものは、お金をあとから払えば良いシステムなので、
『きっと、このオヤジのおごりだな』
っと考えていました。
しばらくして、食べ終わったオヤジは先に帰ります。
ザーサイのお金は払ってくれたのでしょうか。
私は、『謝謝』と言って、オヤジを見送りました。
オヤジの写真を撮ろうとすると、
ジェスチャーで、『やめろやめろ』との素振りです。
それから、
私も食べ終わって、会計をしようとすると、
魯肉飯25ドル と 肉団子スープ30ドルも、オヤジが払ってくれていたのです。
なんで? なんで? 初対面の変な日本人に朝飯をおごってくれるの?
なんだか、とっても素敵な予感がする朝でした。
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