事務所通信

アウシュビッツ•ビルケナウ収容所

朝ごはんは宿泊料金に含まれていましたので、ありがたく頂きます。




けっこう充実した内容のバッフェです。




しっかり食べてから、




車で1時間半ほどのアウシュビッツ収容所に向かいます。

『働けば自由になれる』という嘘つきの門が出迎えてくれます。




次の写真は、この線を超えたら即銃殺というラインです。





ユダヤ人の点呼の時に、問題があるとされた収容者が見せしめのために集団殺害された絞首台です。




そして、ガス室。





この穴からチクロンBという毒ガスを投下して、

15分でユダヤ人を殺害しました。




殺されたユダヤ人の焼却炉です。




こちらはアウシュビッツの隣に作られたビルケナウ収容所の鉄道の門です。

ヨーロッパ全土からユダヤ人を運搬した長い貨車がこの門を通りました。

こちらの収容所の方が大規模で、

目的はユダヤ人の殺戮のためだけに作られました。





粗末なベッドには一段につき3人が寝ていました。




これは、トイレ棟です。

トイレを使えるのは一日に2回だけ。

強制労働に行く前と帰ってきた時だけです。





穴だけの便器が並んでいて、大勢の収容者が次々に一斉に使用していました。




終戦後に収容所の所長ルドルフ•ヘスが処刑された絞首台です。





映画『関心領域』で見たばかりのヘスの邸宅は、本当にすぐ隣にありました。



今回、偶然にも日本人ガイドの中谷剛さんと我々との3人だけの施設見学ツアーになりました。

通常ではありえない、人気の中谷ガイドの貸し切り状態だったので、

施設の説明を受けるだけでなく、戦争と平和と差別と殺戮について、深い意見交換をすることができました。

とても有意義な一日でした。

今回の旅の目的を十二分に達成させることができました。

アウシュビッツは誰もが訪れて、自分の目でこの歴史をみる必要がある場所です。



現在のクラクフの賑わいは過去の暗い歴史の上に作られています。

















明日もクラクフの街を歩きます。





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