事務所通信

憲法違反

2015年06月05日

学者じゃなくても、憲法９条を読めば今回の法案が違憲である事は誰にでもわかる。

この国では、一国の長が憲法を守らなくても良いのか。

１. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

２. 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

コメント一覧

筒井俊明

2015年6月6日

今回の法案は多くの問題を含んでいますが、

①
明らかに憲法９条に違反しています。
『言い訳』『こじつけ』ならいくらでも言えます。
しかし、国の最高法規の『憲法』なのです。
本来もっとも尊重すべき首相が、こざかしい『解釈』変更で対応できるものではありません。
まず、憲法９条を改正してからでなければ集団的自衛権の行使はできません。

②
現９条の下で、我が国は平和と保ち世界に貢献する方法があります。
世界中には、軍備を持たない、あるいは個別的自衛権のみでも充分な発信力を持ち、自国の存在を主張できる国がいくらでもあります。
日本は、９条を尊重して、その方法を希求しなければいけなかったはずです。

③
一般国民の無反応ぶりには驚きです。
７０年前、我々は大きな反省をして立ち上がったはずです。それがいつの間にか忘れている。忘れさせられている。言い古された『歴史は繰り返す』というのは、1000年単位の事かと思っていました。
ある意味、今回の事態に対しても動かない一般市民を目の当たりにした事が一番の驚きであり、恐怖を感じます。

④
なにゆえに、アメリカにそれほどまでに媚び諂うのか、日本は独立国家です。自国の独自性を生かした同盟であっても良いはずです。

⑤
公明党にはがっかりです。
元々好きではない政党ですが、政権にしがみつく優柔不断な態度はおバカそのものです。