事務所通信

放置自転車

仙台市中心部では、歩道に自転車を放置することは禁止されています。

抜き打ちに職員が見回りに来て、うむを言わさず撤去されます。

撤去された自転車を受け取るためには、保管所まで行かなければいけません。
(2,100円とられます)

それでも放置される自転車は、後を絶たず、
市と利用者のイタチごっこが続いています。
撤去があった日の翌日くらいまでは、
歩道はキレイですが、すぐにまた、自転車で一杯になります。

一応、市内の何箇所かに地下駐輪場があって、
50円の利用料で駐輪できます。

しかし、駐輪場があるのは限られた場所だけだし、
地下まで自転車を上げ下げするのは大変です。
高齢者なら、なおさらでしょう。


市が、
自転車の放置を禁止している理由も理解できますが、

このシステムは、根本的に間違っていると思う。

いつ撤去されるかとビクビクしながら駐輪するか、
どうどうとルールを無視して駐輪するか、

いずれにしても、
放置自転車は、後を絶たないのだから、
効果はまったく出ていないということだ。

個人的には、
こんな馬鹿馬鹿しい攻防は止めて、根本的な対策を考えるべきだと思う。

そもそもの発想が間違っていたのだ。


ひとつ提案があります。
こんなのはどうでしょう。

コンビニで、30円で『自転車利用券』を発売する。
これはシールになっていて、
自転車のサドルに貼る。
一度はがしたら、粘着力がなくなって、2度は貼れない。
貼ったシールには、剥離紙が付いていて、駐輪する時に、剥離紙をはがす。
剥離紙をはがすと、シールに塗布された化学薬品が空気に触れて、
最初は青色だった表面が、30分後に黄色くなって、1時間後には赤くなる。
シールが貼ってない自転車と、赤くなったシールが貼ってある自転車だけ撤去すればいい。

こうすれば、ちょっと銀行に用足しに行くような人は、気軽に駐輪できる。

お金が惜しいのではないのだ。

自転車の本来持っている『気軽さ』『便利さ』を、
否定するような、市のやり方が気に入らないのだ。
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