2006 No.12 12/9-12/10
作者:ダン・ブラウン(角川文庫 上・中・下巻)
評価・・・★★★★☆ 4.5
『ダ・ヴィンチ・コード』に登場したロバート・ラングドンが初登場する作品。
科学者でありカトリック司祭でもある男が殺され、その遺体に残された奇妙な紋章の意味を探るためにスイスのとある研究所に呼び寄せられたラングドン。謎と陰謀を解明するためにヴァチカンにまで出向いていくのですが、この作品にも秘密結社“イルミナティ”や、有名な美術作品などのウンチクがたっぷり盛り込まれていて面白かったです。
作品中のヴァチカンでは、ローマ教皇が亡くなった直後で、新教皇を選出するための“コンクラーベ”の真っ最中。
コンクラーベというと、現実にも記憶に新しいところですよね。あのときに見たテレビの映像やその解説を思い出しながら読んだので、イメージが描きやすかった。
作品のラストはかなり衝撃的でした。
ラングドンのヘリコプターのシーンなんてありえね~!!!って感じがしないでもないですが・・・(^_^;)
この作品も映画化されるらしいですね。後半部分は特に映像的に見せ場が多くておもしろい作品になりそうです。
“イルミナティ”の紋章についても見物ですよ。これはちゃんと小説でも見ることができますがよくできてます! どんなところが良くできているのかは、ぜひ小説を読んで確かめてくださいね。