川を渡る & 道に迷った
アクシデント
①,笹藪を横目で見ながらgo前へ
②、聳え立つ鉄塔の下を歩きました。
③、クヌギの木 ④、緑のシャワー
⑤、昼 食
。。。。。。。。。。。渡 川 作 戦。。。。。。。。。。
⑥、左岸から右岸へ渡れるところを探す
⑦川石に水苔の盆栽
⑧、先遣隊が渡って状況視察
⑨ 飛び石構築作戦開始
⑩、渡った横湯川を振り返る
⑪、階段を次々へと登る
・・・・・・・・・・・Uターン→元来た道を引き返す・・・・・・・・・・
再度川を渡る
バスの待つ場所へ
⑫原点に戻りホッとする、
みなさんよく歩きました誰一人怪我もなく帰還
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
志賀高原自然歩道ハイク回顧録
A,、地図上での概略
2万5千分の1の地図
青線が横湯川、黄線が歩行路、その上に見えるかすかな黒線が送電線。
青線と黄線の赤点が飛び石現場、右横がUターンした地点
黄線上に白点があります、噴水塔~上林温泉に出る予定でした。
B, 横湯川飛び石構築作戦
Ⅰ)、クヌギ・ララ林を行く
緑いっぱいのシャワーを浴び、鳥の声を聞きながらルンルン気分。女性の声で「なんてこの道は、歩き易いのでしょう…」落ち葉がいっぱい絨毯の様、踏み込む足に優しい。
時々藪笹が現れる(画像①)
Ⅱ)、鉄塔が次々現れる
鉄塔(画像②)の下には作業路が続いていた。まだまだルンルン気分。先頭のリーダーが良く歩きました、この辺で昼食(画像⑤)にしましょう。20分の食事休憩。
Ⅲ)、橋のない川に出る
高度を70m位は下げたであろう。せせらぎの音が聞こえて間もなく横湯川に出た。橋は無く連日の雨で増水していた。飛び石らしきものも見渡らい。流木や大きな石がごろごろ、水は勢い早い(画像⑧、⑨)。
Ⅳ)、工作隊(男衆)作業にかかる
どこか渡れるところはないかと探する者(画像⑥)、丸太で丸木橋を架けようと試みる者。 結局、登山靴を脱ぎ川に入り石を積み上げ、飛び石構築作戦開始する。手渡しで石を運び積み上げる、水路を作り水の分散流水など様々な作業で、川を渡ることができるようにやっと整った(画像、⑥,⑦.⑧,⑨、⑩)。
しかし石の上は滑りやすい、男衆が、渡る人の両手を持って川に落ちないように手助けのガードで渡る。左岸から右岸に渡り終えるまで、およそ40~50分、やっと全員渡ることができた。
歩行断面図 (3Dカシミール)
バス待ち場所往復 5,05km、累積標高(上り下り) 600m
C,道が間違っていた⇒Uターン
川を渡り終え、急坂を終えてやっと息をついた。
本来なら横湯川の脇を東の方向に下がっていかなければならないのに、西へ西へと、奥山に入っていく。
後抑えのリーダーが、「ちょっと待って…道が違うようです」皆さんに伝達の声が飛んだ。
来た道を引き返すことになった(Uターン)。
山は、迷ったら原点に戻る、これが鉄則です。
またも、二度目の渡川作戦が始まった。。時間、距離を相当歩きやや元気が失いかけていた。
引き返す途中に、折り曲がった小さな道標≪登山道≫がありました。「ここを曲がればよかった・・・のだ」と、道標を見ながら苦笑い。バスの待つ水無池の方に急いだ。
後日、国土地理院発行の2万5千分/1の地図(↑)で詳細に調べた。
この地図には、送電線が克明に描かれていて、この川を渡り、この地点で引き返し往来したことが克明に特定できた。迷った道は、作業路で雪おろしや保守管理に使われるようです。
反省と検討
帰途のバス中でリーダーが、
「川に入るときは、必ず登山靴と共に・・・・。川の中は何があるかわからない。怪我をしたら……」の説明がありました。貴重なコメント。
道を間違えることは、
山に入るとよくあることです。登山道はケモノ道ですから全く見境が付かない。地図と磁石を必ず携行して地図読みに長なければいけないと思いました。
「迷ったら原点に還る・・・・山の鉄則」。
皆さんおかしい・・・と薄々ながら感じていたことでしょう。目の前に現れた、増水の横湯川を渡る算段に気持ちが集中して、道の間違いや進路の良否等をかなぐり捨てていたことは確かです。
リーダーの賢明なる判断で、誰一人怪我もなく帰れたことに感謝いたします。
二つの大きな教訓を体験から学びました。
余禄
私も男。飛び石構築、小石の運搬、裸足で川に入り渡る人に手を貸した。
Uターンで,今度は右岸から左岸へ。少しでも早く左岸に渡ろうと飛び石を跨いだ時、石のヌルヌルデすべり落ち腰から下はずぶぬれとなった。勿論パンツ、登山靴の中も水浸し。車中で靴下を絞ると相当量の水が出た。
カメラは・・・・無事でした。