日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

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・家庭菜園 ・ めばえ・成長・収獲

されど茅葺屋根

2019年04月04日 | 紀  フジの会 ・ 葛ハイ

見事さ!圧巻!

デカイ、大きい、萱、見事な佇まい 

世田谷 崖線を歩く(3/3)  その12

 

 


日本の伝統的な技、茅葺き屋根の

歴史は、瓦屋根よりもはるかに古く、まさに日本の伝統の技です。

 今ではすっかり見かけることの少なくなってしまった茅葺き屋根ですが、
日本を代表する屋根の一つであることは間違いありません。

自然の恩恵にあやかって
野や山に、萱場を育て1年たてば見事な萱が再生し、これを使って葺き替えた。

あの有名な白川郷も、世界遺産として認められています。

屋根の改修  はそれはたくさんの人足を必要として大変な作業です。



 

 

次大夫堀日本民家園公園 

 


フジノ会の皆さん

 

 


珍しい土蔵の茅葺。

 

 門の造り

 

人類知恵の結晶、萱は1本では足りない

100本~1000本でもまだ足りない。何年何年もかかって

刈り取り、積してから、部落総出で屋根をふく。

 

 向井潤吉茅葺屋根絵画作品集 

 

 

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ぶらんこ

2019年04月04日 | 文学  川柳、短歌 俳句 詩

4月 兼題「ぶらんこ」

 

 

 

冬の厳しい寒さから解放され、子供が表に出て遊び始めると、
キーコ、キーコと、ぶらんこの音が聞こえ始める。  それがいかにも春らしい。

ぶらんこは子供の心を弾ませ、わくわくさせる遊具です。ぶらんこを漕ぐ子供は、
視界の中を目まぐるしく入れ替わる空と大地を楽しみます。

 体をすり抜けていく風を楽しみます。
 一方、大人にとっては、ぶらんこは心を静かにさせる場所となり得ます。

 


  物思いにふけるために秋景色を演出しました。

 

   ブランコに心を乗せて我を見る 

             わが人生の80年を心だけ引き離し、そっとぶらんこに乗せて 
                          ちょいと離れた場所から、傍観してみたい…。

   
  ・ 子ら帰りぶらんこ尚も揺れてをり
             
揺てをり」に重点を置きたかった。 
                             子らが帰った後も動いているぶらんこ。
                            子供たちの陰影がまだそこに居るようである。
                             そんな錯覚にとらわれることが…。 

   
  ・ ぶらんこや風すり抜けて空へ飛ぶ
             
子供たちはぶらんこに乗る。風を切ってと一気に漕ぎ出す。

                          尚も漕ぎ、空へ飛び出すように無心に・・・

 

 

 

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むかしの農家の成り立ちを見る

2019年04月04日 | 紀  フジの会 ・ 葛ハイ

土蔵壁小舞(壁塗り)・木挽き(製材)・丸太梁の倉庫(天井梁) 

世田谷・崖線を歩く その12

 

 

 

1、土蔵壁の成り立ち

 

土蔵壁の基本はここから始まります。

竹で枠を作り、しっかりと荒縄で竹と竹を結びつけます。この荒縄が長くなっていますが、土を塗り付けるときに、
壁がこけないように接着剤の役目を果たします。

竹は、滑りやすくスルリと土壁が落ちてしまうので、すべり止めの役目です。


壁小舞

 

 

2、大木を板にする木挽き

木挽、または木挽き(こびき)は、木材を「大鋸」(おが/おおが)を使用して挽き切ること、
およびそれを職業とする者である。

大鋸挽・大鋸挽き(おがひき)とも呼ぶ。15世紀末の資料には、「大鋸」を「おおのこ」と読み
「大のこひき」(おおのこひき、大鋸引)と表記する場合もあった。

現在の製材、および製材作業者である。


ここ公園には「木挽きの会」があり活動しているようです。


木挽きの会の作業場。

 

PCからお借りしました。

 

 
 江戸時代の木挽き絵図

 



3、門の脇、倉庫(物置き)

 

 


  門の左右に大きな穀物を入れる倉庫がありました。
下図です。↓

 


 閂門横の倉庫




ここ次大夫堀民家園にはいろいろ、志向凝らしたものに出会いました。

民家園に保存されている農家は豪農・篤農家でありましょうが農器具をはじめとし、

農家出身のものには思いもかけぬものに出会いました。

 

 

≪お断り≫
世田谷・崖線を歩く編が長くなりました。
あと2回予定しています。

 

 

 

 

 

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