日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

・日常・創る・彩る・考え・綴る
・フジノ会・探検団・かめの会(俳句)
・家庭菜園 ・ めばえ・成長・収獲

秩父のことば

2024年11月18日 | 紀  秩父のあっちこっち

ふるさとの

   話をしよう

     第2話   耕 地  (山の島)

 

    
                  山裾の炭焼き小屋

 
  『広辞苑』により、「盆地」を引いてみると、周囲を山並みに囲まれた平
地と説かれています。秩父はその周囲を山並みに囲まれた点では典型的な平
地の少ない盆地です。平地はあまりにも少なく、平たい”お盆”に見立てるより
も、厚い縁
に仕切られた”深鉢”と言った方が適切であるかもしれない。厚い縁と
は、
周囲を二重三重の山並みによって取り囲まれた秩父山地であることは言うま
でもない。


                         秩父石間部落の耕地
 
 
  秩父の山村の佇まいを類型化してみると、一つは蛇行する一筋の川の周辺に発
達した串差し状に点在する集落です。もう一つは山また山の向こうに急に開けた台地上
の斜面に、いくつもの集落が点在する形の二つの集落です。
 
 押しなべてこれらの集落を、秩父では「耕地(コウチ)という独特な呼び名をしま
す。この呼び名を初めて聞いた人は、何に此れと言う特殊な呼び方に疑問を抱くでしょうが、
此れが自然と親しみやすくなります。つまり、人々は急な斜面を耕して畑を作
り、集落を作ってきました。畑や集落のことを「耕地」と呼んできました。
 
                        
 

               秩父市、石間部落の佇まい  

 

 

 

俳句の手帳から

  栃の実や黄色く熟れて垂れ下がり(縄)

     中川の波間に泳ぐカモ五匹(縄)

 

 

コメント欄は開いてます

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

101歳

2024年11月18日 | 文学  川柳、短歌 俳句 詩

三笠宮百合子さま逝去、101歳・皇族で最高齢

2014年1月歌会始の御歌

 

15日に亡くなられた百合子さんは1001歳でした。

夫の三笠宮様を長年支えながら、60年以上にわたり母子の保健福祉に

取り組み、その公務に尽くされた。

ゆかりの人からは幀む声があがった。

 

<picture>99歳の誕生日を迎えられた三笠宮妃百合子さま=東京都港区の三笠宮邸・応接室で2022年5月19日(宮内庁提供)</picture>
99歳の誕生日を迎えられた三笠宮妃百合子さま
=東京都港区の三笠宮邸・応接室で2022年5月19日(宮内庁提供)

2014年1月歌会始の御歌

「思ひきや白寿の君と共にありて
           かくも静けき日々贈るとは(百合子)

ゆったりとした夫婦の流れ、穏やかな時間がにじみ出ていた。
100歳で逝去された三笠間宮よりもほんのわずか長居101歳の旅立ちとなった。
1世紀に渡る思い出話は尽きることがないで有りましょう。

 


<picture>三笠宮家の彬子さまと家族のアルバムをご覧になる三笠宮妃百合子さま=東京都港区の三笠宮邸・応接室で2022年5月19日(宮内庁提供)</picture>
三笠宮家の彬子さまと家族のアルバムをご覧になる三笠宮妃百合子さま
=東京都港区の三笠宮邸・応接室で2022年5月19日(宮内庁提供)「画像はネットより転載」


2014年1月歌会始の御歌

夏の夜に子らと集ひし大社(おほやしろ)
         静寂(しじま)の中に鈴の音聞きぬ(彬子)


彬子さんは、三笠宮百合子様の孫に当たられます。お子さんと遊ばれている様子が
目に浮かぶようです。



謹んでお悔やみを申し上げます。




コメント欄は閉めています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする