細川幽斎が京都の吉田山から移植したと伝わる樹齢300年の枝垂れ桜
京都府北部の瑠璃寺という小さなお寺にひっそりと且つ雄大に咲いています。
石垣の下から見ると1本の桜のように見えますが古木と若木2本の親子桜
樹齢300年以上とされる古木の幹は苔生した岩のよう・・・
かつてこの地に幽閉された公卿中院通勝を慰めようと当時城主であった細川幽斎が
京都の吉田山から桜が移し植えられたことから吉田という地名が付いたと伝わっているそうです。
お寺の境内はとてもこぢんまりとしていてのどかな風景が広がっています。
右が樹齢300年の古木、左が樹齢90年の若木
糸桜にも似た細く小さな花ですが紅の色が濃い(樹種は江戸彼岸桜)
因みに2004年に京都の吉田神社にこの古木からとった穂木が贈られ
大元宮前に植えられましたが今年は枯れてしまったのか若木に植え替えられているようです。