京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




今年の干支は辰ということで龍に因んだ神社へ行って来ました。
JR&京阪の東福寺駅から旧街道の本町通りを北へ歩いて5分程
住宅街の中に突然現れる「瀧尾神社」(たきのおじんじゃ)

街の中にある何気ない神社ですが歴史はかなり古いようで
創建年代は不詳だそうですが平安末期に起きた源平争乱を描いた「源平盛衰記」に
神社の旧名が残されていることからその頃には既に存在していたと考えられるそうです。
本殿は「北山貴船奧院御社」旧殿を移築改築したもので京都市指定有形文化財指定!木彫りの彫刻なども立派なものです。
  
西側の鳥居を入ってすぐ右手にある絵馬舎には呉服屋時代の大丸百貨店の絵馬がかかっています。
現在の大丸さんの基礎を築いた方が自宅の伏見から行商へ行く途中、毎朝かかさずお参りしたことから
繁栄は瀧尾神社の御利益のおかげと今も厚い信仰を寄せているそうで
現在整備されている本殿、拝殿、手水舎、絵馬舎なども
江戸時代に大丸創業家(下村家)の手により造立されたものだそうです。

さて、この神社には凄い龍が居るということで・・・
鳥居をくぐり本殿前の拝殿の天井を覗くと長さ8mもの龍の木彫り彫刻が鎮座しています。
弁財天を祀っていることから水に関わりのある龍を大切にしているとか
  
中心にある雲中の黄金の玉を中心に全身をくねらせ拝殿の天井いっぱいに広がる龍が今にも動き出しそうな迫力で
見ているだけで何となくパワーが貰えそうな気がしてきます。
思わぬ所に凄い彫刻があるものだな~という感じ!

拝殿の龍はいつでも見ることができますが
上がる時にはスリッパに履き替えマナーを守って参拝して下さいとのことです



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