年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

切腹・一命

2011年10月17日 | 福神漬
血塗られた慈悲、笞打つ帝国。-江戸から明治へ、刑罰はいかに権力を変えたのか?
ダニエル・V.ボツマン著から
中央区石川島監獄署のことを調べてゆくうちにこの本と出会った。江戸時代の日本の刑罰事情は西洋各国に残酷な刑罰だと伝わっていて、鎖国をとっていた日本に入国した時残酷な刑罰を受けると報道されていたようである。文明国と自認していた米国は武力によって威嚇し西洋文明国の基準を日本に押し付けた。明治という時代はこの不平等の条約を改正するための歴史でもあった。裁判権と共に犯罪の捜査手段であった拷問、劣悪な衛生状態であった監獄制度が条約改正に関して問題となっていた。
 福神漬の周囲にいた人達も明治政府の様々な活動に影響されていたこと。今「一命」という切腹を問題とした映画がある。この切腹と言う処罰が西洋に野蛮な刑罰と伝わり条約改正が困難だったとこの本には書かれている。
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