年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

韓国のキムチ輸出統計への疑問から

2012年08月30日 | キムチ

昨日書いた日本への韓国からのキムチ輸入は100億円ほどあるが実際韓国の生産者を明示して輸入し売れているのはどのくらいあるのだろうか。一般市販されている韓国産キムチはほとんど日本のブランドが付いているといってよい。CGCブランドは日本のスーパーの共同仕入れ機構でPOSデータ上ではこれが一番多い。何か不祥事があればいつでも国内にいる在日に人に生産を任せればブランドイメージは崩れることはないだろう。
ほんの数年前韓国の政治家とマスコミが自国の白菜生産者を保護しようとして,中国から急拡大していた白菜輸入をたたくため、寄生虫に汚染されていると告発した。中国と韓国のキムチの泥試合で韓国から日本へ安定して入っていた韓国産キムチが半減となってしまった。
 当時の韓国キムチの輸出額は日本よりアメリカ向けの方が多かったはずで昨日書いた日本へのキムチ輸出が全体の85%近く占めていると書いていても自分自身で納得して書いていたわけでもない。
 丁度昨日午後アメリカから漬物業者がやってきてロスでもO157の話題が知れわたっているという。コリアンマーケットで綺麗なカルフォルニア産の白菜が売れ残っていて、自家用に漬けこんでみたら十分日本人の食感に合うという。数年前までよい白菜はアメリカでは手に入らなかったという。カルフォルニアは乾燥気候のためキムチ用白菜にとって良い気候かもしれない。メキシコからの安い労働者を使用しキムチを製造すれば、ワザワザ韓国から冷蔵コンテナを使ってアメリカに持ち込む必要はない。このようなことからアメリカへのキムチの輸出量が減った結果となったと想像できる。だれかこの推測を検証する人はいないのだろうか。日本と韓国の漬物という食品を知らない政治家にいつも痛めつけられている。韓国のTPPとかFTAでにんにくとかとうがらし粉を輸入制限品目としているようだが韓国政治家の頭を変えなければアメリカが世界中のキムチの本場となるのは時間の問題である。
コメント
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