年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

農林水産省の目標数字ありき

2021年12月03日 | 宅老のグチ
農林水産省の統計から、日本の食品輸出が1兆円という。この数字を聞いて、日本の農林水産関係者は直ちに疑念を持つだろう。てんこ盛りの数字合わせで、果たした農民・漁民の生活が良くなったのだろうか。昔と言っても40年ほど前は日本の食品輸出は業界用語で(たくわん貿易)と言っていた。戦前戦後を通じて、海外移民者は現地で手に入らない、入りにくい沢庵漬を日本食の象徴だった。フランスの文献でパンを糠の様に扱い沢庵もどきの漬物を作っていたようだ。明治の初めに初めてロシア語と日本語との辞書を作った人が、ロシアを訪れた日本高官に沢庵漬を出したところ、洋食生活で苦しんでいたときだったので助かったという。のちにロシア滞在中の日本人は日本高官の助けで、帰国したという。
 農林水産省も他の省庁も新聞受けする記事を提供するが、中身を調べない新人記者が広め、予算獲得の広報となる前例となる。多くの役所の不祥事は明治14年政変のきっかけとなった北海道開拓で政府の資金で産業振興したが、すべて失敗し、後に安く払い下げ一部は復活し、歴史に残る。
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