年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

暇な老人は散歩を脳活性と見る

2024年11月29日 | 宅老のグチ
福神漬の文献調査で、新宿歴史博物館へ行って調べていた時に、貰った新宿区の区営の記念館散策マップを頂いた。夏目漱石は英国へ留学に行く時の持ち物の中に梅干しと福神漬のことが記述している文献がある。
 天気が良いので新宿区落合記念館散策を計画した。大江戸線中井駅で降りて、西武新宿線中井駅付近の林芙美子記念館から回る。西武線中井駅を過ぎて、T字路となり、みずほ銀行の所を左折し、環状6号線の下をくぐると、坂のある道に番号が付いている。四の坂の標識のあるところが林芙美子記念館で行くと20名ほどの街歩きの団体が出てきた。戦後のテレビの無い時代の流行作家というのはこのような家を持つことが出来るのかと言うことを感じた。広い、見晴らしも良い。林芙美子は放浪記しか知らないが、林家には多くの原稿待ちの人が待機している部屋があった。この記念館は150円で帰りにスタンプ帳をもらいあと2か所を歩いて巡る。中井通りという商店街を銀行を通り過ぎて、佐伯祐三アトリエ記念館に行く。もらった地図で無事に聖母病院までは順調に行った。しかしここから迷った。佐伯の記念館は中落合2-4-21であるが地図上では聖母病院の隣にある。しかし見当たらない。後で気がついたのだが聖母病院の通りに佐伯祐三記念館の標識が正しい道と位置がずれていて、迷った。正しい道は軽自動車がやっと通れるくらいの道で狭い。中落合2-4-21。佐伯祐三は落合の当時の風景画が残っていて、畑が多いことを知る。今は細い道に瀟洒な家が立ち並び、昼間は無人感がある。最近の緊縛強盗の事前調査人の様に思われそうと感じる。画家のような職業を受け入れる東京の寛容さを感じる。
 次に向かったのが中村彝(ツネ)アトリエ記念館。下落合3-5-7
 ここへはス-パ-(オーケ-ストア)と記述があった信号から、ゴミゴミした住宅街に入る。地図的には落合地区の人には申し訳ないが、戦災に遭っていない地域と感じ、一方通行がおおく、さらに狭いし、十字路が少ない。道の見晴らしも悪い。その代わりに閑静となる。後で気がついたのだがJR目白駅から10分も離れていないのに飲食系の店舗が目立たない。・何か住宅の規制があるのだろうか。アトリエ記念館で感じたのは複製画の見栄え。難点はカンバス感が無いこと。これはインクジェットで転写する技術の進歩待ちだろう。中村彝アトリエ記念館を出て、目白駅から都バスに乘って、鬼子母神で降り、都電荒川線で帰途となる。この鬼子母神の駅付近で大規模な工事があって、完成すれば荒川線が一部地下鉄のようになるようだ。東京の街の風景がバブル期と同じくらい変わる。
 
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