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恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館に立ち寄りました。
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チケットをいただいていた写真のエステと世界報道写真展を
見てきました。
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「写真の美しさはどこにある?」をテーマに東京都写真美術館のコレクション
29000点を超えるものを
5つのエレメント「光」・「反映」・「表層」・「喪失感」・「参照」という
エレメントをてがかりに選ばれ展示されていました。
印象に残っている作品は、
写真をコラージュして作った東京の地図、
モノクロームの印画紙の表層に色づけされた明治期の横浜写真、
ピカソのパンをモチーフにして撮られたピカソとしての私
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左が
写真家ロベール・ドアノーの一枚
ピカソのパン/Les Pains de Picasso
参考のため貼ってみました。(こちらは展示されていません)
右が 何ものかへのレクイエム~創造の劇場/
パブロ・ピカソとしての私
パンの指やパレットがよりピカソらしい感じでした。
そしてチェ・ゲバラをモチーフにしたと思われる
「英雄ゲリラ戦士」と「溶ける写真:チェ」
「溶ける写真:チェ」は、チェが瞬きしたり視線が動いていました。
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報道カメラマンによって撮られた昨年の世界の現状を身近に感じられる写真展でした。
パレスチナガザ地区での殺戦の痛ましさと遺族の悲しみ、
ロンドンオリンピックの一瞬に賭けるアスリートの美しさ、
そしてペンギンの瞬間的なスピード泳力の秘密は、羽毛に蓄えた空気から気泡を
発生させることだそうで、
その瞬間をカメラでとらえ、陸地に飛び乗るペンギンの姿を初めて見ました。
地球という一つの星の上で、毎日、毎日様々なドラマが起きていることを
あらためて感じました。