今日は、三菱一号館美術館で開催中の
ラファエル前派の軌跡展)を見てきました。
イタリア・ルネサンス期の画家ラファエロ(英語名ラファエル)をお手本にし新しい表現を認めない美術学校に
不満をもちそれよりも前の時代の簡素で誠実な表現を目指したのが
ラファエル前派です。
メンバーには、ウィリアム・ホルマン・ハント、ダンテ・ゲイブリエル・ロッティ
ジョン・エヴァレット・ミレイが中心で
それを応援したジョン・ラスキンや彼が評価した
ジョゼフ・マラード・ウィリアム・ターナー
ラファエル前派第2世代のエドワード・バーン=ジョーンズ、
ウィリアム・モリスの作品が見れました。
撮影が許可されているエリアにて
ダンテ・ゲイブリエル・ロッティの
《ウェヌス・ウェルティコルディア(魔性のヴィーナス)》1863-68 油彩
綺麗な作品なのですが、ヴィーナスの顎のラインがしっかりしているので
TOKIOの松岡さんが家政婦に扮した顔とダブって私には見えてしまいました。
ウィリアム・ホルマン・ハント『甘美なる無為』油彩
自伝には教訓的な目的のない作品に取り組める機会を楽しんだと書かれているらしい。
ダンテ・ゲイブリエル・ロッティ『祝福されし乙女』油彩
「ジャーム」に自身で発表した詩を絵画化したもの。
若くしてこの世を去り天国での恋人の再会する瞬間を
心待ちにしている乙女の物語。