現在そごう美術館で開催中の
『東京藝術大学スーパークローン文化財展』を観てきました。
会期:8月1日(土)~31日(月)
日本を代表する文化遺産・法隆寺の焼損した金堂壁画や
間近で鑑賞することができない釈迦三尊像、爆破されたバーミーヤン東大仏天井壁画など
シルクロード文化財の再現・復元作品が約50点展示されています。
バーミヤン東大仏 壁画 《天翔る太陽神》
タリバンにより破壊された東大仏の頭上に描かれた天井壁画。
敦煌莫高窟 57窟
唐代最初期の開削とみられており本尊如来像を中心に塑像が安置され
法隆寺金堂壁画との共通点が度々指摘されている。
高句麗古墳群江西大墓
朝鮮民主主義人民共和国平壌市、平安南道、黄海南道に所在し高句麗後期の古墳群で
世界遺産登録されている。
江西大墓の四神が再現されていてこれは、北壁の玄武。
南壁が入り口で、正面が玄武、左(東壁)に青龍、右(西壁)に白虎、
南壁に朱雀を見ることができる。
法隆寺釈迦三尊像
法隆寺釈迦三尊像鋳造のための3D出力原型
釈迦三尊像が出来上がるまでの工程を動画で見ることができます。
法隆寺釈迦三尊像 (写真で展示されていたもの)
デジタル技術と人の手が加わって再現された文化財。
制作に加わった方々は、遠い昔にこれらの作品を作った人に
想いを馳せて作られたのでしょうか。